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「レナードの朝に」を観て・・・。

ロビン・ウィリアムズとロバート・デ・ニーロの名優二人の共演となった作品「レナードの朝に。」を先日、鑑賞した。

30年半もの間、昏睡状態にあったレナード(ロバート・デ・ニーロ)が、セイヤー医師(ロビン・ウィリアムズ)の開発した試験薬で奇跡的な目覚めと復活を起こす物語。

私はこの作品をずっと気になっていたが、やっと観ることが出来た。

まず、医療がまだ発展していない時代で、神経病という難病に向き合い、それを解決しようと奮闘するセイヤー医師の勇気と行動に胸を打たれた。


セイヤー医師の薬が状況を変える!

セイヤー医師が訪れたのは神経病を扱う病院だった。

そこで出会ったのは嗜眠性脳炎で認知障害や運動障害を抱える患者たち。

セイヤー医師は自身の開発した薬をレナードに投与する。

すると、レナードが目を覚まし、かつてのようなコミュニケーションが出来るようになった。
劇的な回復をしたレナードをきっかけに、院内では他の患者にも薬の投与が始まる。

やがて、院内は騒がしくなり、みんなで外出もできるようになった。

待ち受けていた副作用のリスク

しかし、これで患者の病気が完治したとは言えない。

そこに待ち受けていたのは副作用の連続だった。

薬の副作用で痙攣や手のしびれが止まらなくなり、レナードも副作用に苦しんでいた。

その後、レナードはセイヤー医師を敵視するようになり、突き放すようになった。

レナードは自分が苦しむ姿を記録用に撮影しろと懇願する。
「この姿を記録しろ。カメラに撮れ!」

映画終盤のやり取り


セイヤー医師はこんなことを言った。
「君は僕を親切だと?
 彼に命を与え、また奪うことが親切なのか?」

エレノア「命は与えられ、奪われるものよ」

セイヤー医師「だがつらい」

エレノア「それはあなたが親切だからよ」

答えの出ない長い戦いに奮闘するセイヤー医師にあるのは一人でも多くの患者を救いたいということ。

周囲の人たちへの愛情や医者として患者の病を治したいという熱意、人の役に立ちたい。そんな想いが奇跡を起こし、感動を与えるんだと思いました。
どんな難題を突き付けられても、可能性を信じ続けることで状況は変化していく。

非常に良い映画でした。

「レナードの朝に」(1990年公開)

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