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20歳男子大学生の人生最大のやらかし

皆さんの人生最大のやらかしはなんだろうか?

どんな優秀な人でもやらかしと呼べる出来事が1つや2つあるだろう。盛大なものでも些細なことでもいい。必ずあるはずだ。

もちろん自分もある。

まだ20年間しか生きていないのに既に色々やっちゃってる。まあ元気のいい男の子なんてそんなもんだと開き直っているが人生最大のやらかしは大問題になりかねないものだった。

君は何をやらかしたのかい?そろそろ気になるよね。

自分の人生最大のやらかしは車でスーパーの外に並んでいる商品棚に突っ込んだことだ。幸いなことに人もいなくトイレットペーパーの山だったのでトイレットペーパーが数個落ちただけで済んだ。いや、正確に言うと車の後ろはかなり凹んでしまい、自分の心も凹んだ。

なぜそんなことが起きたのか。

まず昨年の1月に山形県の免許合宿に友人と2人で行き免許を取った。実家に帰ってきて本免の試験を受けて無事免許を取得したその日に事件は起きたのである。

夕方、実家の単三電池がないから買ってこいと言う母からの指令があり、父と車で近くのスーパーに向かった。父の運転で行けば良かったものの調子に乗って車を運転すると自分が言い出してしまった事がことの発端である。

路上の運転には慣れていた為、なんの問題もなくスーパーに到着。しかし問題はこのあと発生する。教習で駐車の仕方を習わなかった為、バックで駐車する感覚が皆無だった。教習では方向転換と縦列駐車しかしなかった為、実践の駐車ができなかったのだ。

父に指導されながらも誰もいない駐車場でバック駐車を試みる。何度か切り返し白線の中に車を収めることができた。

ヨシっ!

あとは少し下がって止めるだけだ。

そう思ってバックして行く。なぜかゆっくり行かず勢いよく行ってしまった。

車止めを乗り越えた。駐車は車止めに当てて止めるものだと勘違いしていた。当たれば止まると思ったが余裕で乗り越えたのだ。

初めての駐車で車止めを乗り越えた人の心情を考えたことがあるだろうか?もちろん冷静じゃいられない。焦りでパニックになった。

その時の心情はこうだ
「あ、やべっ、どうしよう、どうしよう、どうしよう、やばい、やばい、やばい」

今となっては、なぜそれほど焦っていたのかわからない。もっと冷静になれた筈だと思うがそうはいかなかった。

それに対し、助手席にいた父は至って冷静だった。

「落ち着いて車を前に出せ」

そういったのだ。そうだ車を前に出せば問題ない。今のところなんの問題も起きていない。

よし前に出そう!

力いっぱい踏み込んだ。

次の瞬間車は後ろに発進し、トイレットペーパーの山に突っ込んだのだ。

焦りすぎてパニックになっていた僕はリバースからドライブにいれる作業をすっ飛ばし思い切りアクセルを踏んだ。なんてバカなんだろう。今ではそう思う。

幸い後ろに人はいなかったしトイレットペーパーという若干クッション性のあるものだったおかげで被害は最小限に抑えられた。

お店の人はすぐ出てきて大丈夫ですか?と声をかけてくれた。自分はすぐに謝った。必死に頭を下げ、すぐに散乱したトイレットペーパーを集めた。そこの店長は優しくそのままでいいですよと言ってくれた。特に大きな問題になる事もなかったことが本当によかった。

家に帰ると母親に死ぬほど怒られた。久しぶりにしょげた。もう絶対運転しないと父に言うと

「こんな一回の失敗で一生車を運転しないのか?これくらい気にするな。練習すれば良い」

と言ってくれた。この言葉が支えになったが、

その日以来半年近く車を運転しなかった。母親に運転させてもらえなかったし運転しようとも思えなかった。

一生運転しないだろうなと思っていたが今では普通に運転している。

今から車に乗って実家に帰るところだ。

人の心境は一瞬で変わるみたいだ。あの日から1年と1ヶ月ほど経った。駐車も上手くなった。ただ一度失敗をしているから駐車にはトラウマがあるし運転で気を抜くことはできない。逆によかったのかもしれない。

今後は安全運転で絶対に事故は起こしたくない。

これが僕の人生最大のやらかしである。

みんなはどんなことをやらかした事があるだろうか。

人生に失敗は付き物だ。失敗を引きずる事なく、失敗から学ぶ人生に僕はしたい。

今回はこの辺で。

ではまた。

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