相手は「聴ける」状態にありますか?
noteマガジン「パートナーシップを磨く」は、日本中の人々が、日ごろの体験に引き当てながら「パートナーシップ」について深められるフィールドです。
パートナーシップのあるコミュニケーションが日本中に広がり、イキイキと働く人、しあわせに生きられる人が増えることを心から願って、研修・セッションも提供しています。
連投104日目。
相手は、こちらの話を聴ける状態にあるのか?
これを事前に配慮できていたら、Good!です。
ただ、そもそも話を聴ける状態をつかめていないと、できているかどうかは気づきようがありません。
じゃあ、話を聴ける状態をつかむために、「どんな時に、人は話を聴けない状態になりやすいか?」がつかめている必要がありますね。
まず、あなた自身は、どんな時に、人の話を話を聴けない状態になるでしょうか?
・次にやる仕事がつまっていて時間がない時
・期限がさしせまった仕事がある時
・考えごとをしている時
・片づけなど終わらせたい作業をしている時
・お腹が空いている時
・頭痛や生理痛等の持続する辛さがある時
・いきなり深刻な話が始まった時 等
他にもきっと、いろんなケースがあるでしょう。
聴ける状態にないなと感じとることができれば、聴ける状態をつくる会話をすればいいですね。
・忙しそうにしているなら…
「いま、少し時間いいかな?」
・何かの作業をしている最中なら…
「話したいことがあるんだけど、あとで時間つくってくれるかな?」
・仕事のストレスがかかっていることが気になるなら…
「一緒に考えたいことがあるんだけど、話せるかな?」
アメリカのドラマをみていると、次のようなセットアップの会話がよくでてきます。
・他の人がいて話せそうにないなら…
「少し、外で話せないかな?」
・深刻な話をしなきゃいけないなら…
「いいニュースと悪いニュースがあるんだけど、どっちから聴きたい?」
「外で話そう」というのも、他のメンバーがいる前で言うしね。日本みたいに、こそこそ言わず、この申し出そのものがオープンです。
「いいニュースと、悪いニュース」というのもいい表現ですよね。しかも「どっちから聴きたい?」ということを相手に選んでもらうんですから心の準備が自発的にできますよね。
言いたいことが言えないとか、確認したいことが確認できないとか、時折、耳にしますが、それは、だいたい相手と行き違うイメージがわいてくるからじゃないでしょうか。
そのイメージも、この聴ける状態のセットアップを意識的にやるだけで、きっと変わってきますよ。
これは夫婦関係でも言えること。身近な人とより良いコミュニケーションができるようになるためにも、活かしてくださいね。
記事に価値があると認めてもらえることは、何より嬉しいですし、とても力づけられます。いただいたサポートはパートナーシップの価値が大きくなる使い方につなげます。