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好きな人の定義

2024.07.21
ぺぎんの日記#107
「好きな人の定義」


どんな感情を抱いたら、その人は「好きな人」に分類されるのだろうか。

「毎日考えてしまう人」
「寝る前に思い出してしまう人」
「ふたりで時間を過ごしたくなった人」
「LINEの返信に悩む人」
「連絡を待ちわびてしまう人」
「人混みの中で探してしまう人」
「嫉妬心が湧く人」
「その人の趣味を試してしまうような人」
「美味しいもの・綺麗なものを、ふと伝えたくなる人」

人によって、色んな定義があるのだと思う。
中には、定義なんて無くて、いつの間にか好きって思っていた人。なんてパターンもあるだろうか。

いずれにせよ万人に共通の、明確な「好き」の基準があるわけではないのに、私たちは「好き」という感情を他者と共有できるのだから不思議だ。

いや、もしかすると。「好き」という感情は共有できているように思えて、実はみんな曖昧なのかもしれない。

中高生なんて、特にそうだと思う。それ本当に「好き」なの!?というような交際があったり、好きだったのに1ヶ月もしないで別れたり。
何年も付き合っているのに「別に好きってわけじゃない…」って言う知り合いもいる。

恋は難しい。言い方は悪いけど、中高生という時間は、自分の中の「好き」の定義を固めるための実験の時間でもあるんじゃないかなと思う。

「この好きの基準だと間違ってた」「この好きの基準はそれっぽい」「いや待て、想定外のところで私今ときめいているぞ」
そんなことの繰り返しで、自分の中にある「好き」を探していく私たち。

そう考えると何だか、私含め、周りに散らばる幼気な恋愛も、下らないものではなくて、1つ1つのドラマなのだと思えてくる。嫌悪の目ではなくて温かい目で見守りたいなと、優しい気持ちになる。

ちなむと私の「好きな人」の定義は
「その人が休んだ日に、いつもより綺麗にノートを取りたくなる人」

その人が私に「ノート見せて」なんて、言ってくることは無いんだけどね。


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