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【時々エッセイ】猫の手ざわりは魔法でできている 67

今日はジョルジュのバースデー。
去年も書きましたが、保護猫は家に来た日がバースデー。
本当の年齢はジョルジュの猫ママに聞かなければわかりません。
で、ジョルジュの猫ママはもう虹の橋を渡っているはずなので、直接会っての聞き取り調査は困難。
虹の橋の向こう側に電話やメッセンジャーアプリがあるかどうかわからないし、その使い方もわからない。
さらに猫語でLINE、メール、電話しなければならない。
これだけ高いハードルが並んでいたら、もはやオリンピック競技と言っていいでしょう。
なので、今日がバースデーです。
いつもと違うお高い猫缶を用意しました。
お皿に逆さに空けてケーキみたいにしようと思ったら、買ってきた中身がとろみつきですぐに崩れました。
こうして、スティック状のおやつを立ててろうそくに見立ててお願いごとをするという野望は崩れ去りました。
そして、パカっと開ける音を聞きつけて他の子がダッシュしてきます。
ジョルジュの皿にたくさん入るようにして分けます。
途中で顔を突っ込んでくるため、人間で言うと顔面ケーキのような状態になります。
あとで顔を拭いてあげようとしたらきれいに無くなっていました。
本人がなめとったのか、あるいは兄弟か。
見てたら動画撮ったのに。

集合写真はご飯待ちの時がチャンス

ジョルジュ、17歳。
ケーキもろうそくもないけど、今年も誕生日が来てくれたことに感謝して、これからも、いつまでも一緒にいられるように祈ります。
昔から児童書に「いつまでも幸せに暮らしましたとさ」と書いてあると、「おまえらは不老不死か」とツッコミを入れていましたが、この際、現実や物事の摂理、もろもろ関係なく祈ります。
ずっと一緒にいられますように。

17歳のジョルジュ





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