ピーティックス12周年企画「コミュニティと共創しよう」イベントレポート

ピーティックスでは12周年を記念して、コミュニティ同士がつながることで新たな取り組みを共創するプロジェクト「コミュニティと共創しよう」を実施しました。このプロジェクトを通じて生まれた取り組みをご紹介します。

プロジェクトに応募してくださったコミュニティをピーティックスがお引き合わせすることで活動がスタート。まちづくり会社で勤務していた際にご自身がかつて住んでいた宮崎県都農町をはじめとした魅力的な地方を東京で紹介する「地方アンテナスナック」主催の中岡映治さんと、山形県庄内地方の若者たちで地元を盛り上げる企画をしている「庄内にオープンイノベーションを広める若者の会」の菅原寛正さん。両者のコミュニティには「地方を盛り上げる」という目的が共通していたので、マッチングを提案しました。

＜コミュニティ紹介＞

「地方アンテナスナック」
「モヤモヤしている頭の中も、ここに来たら晴れるかも？」地方アンテナスナックはチャレンジのきっかけにひらめきとつながりを提供しています。地域で活躍するゲストをお招きし、活動内容やここだけでしか聞けない裏話など、参加者にひらめきとつながりを促すお話を伺います。「地域でつながる、地域とつながる」企画を実施し、人と人、人と地域がつながるイベントを開催中。

「庄内にオープンイノベーションを広める若者の会」
「地域には意欲のある若者がたくさんいるが、つながる機会は少ない」、「庄内の魅力を知っている若者が少ない」といった課題意識のもと、庄内で働く若者がオープンイノベーションを通じた地域活性化を実現しようと立ち上がりました。庄内の若者が直面する様々な地域課題の解決に向け、自治体や企業と連携しながら主に鶴岡と酒田でワークショップやそこで生まれた企画の実行に取り組んでいます。

マッチング成立後は両者のコミュニティで話し合いを重ね、中岡さんが定期的に開催している「地方アンテナスナック」に、菅原さんがゲストとして参加するイベントの開催が決定しました。

「やりたいことを探してみよう@+NARU NIHONBASHI」地方アンテナスナック

イベントは参加者と菅原さんの自己紹介からスタート。参加者同士の意外なつながりも見つかり、和やかに進みました。菅原さんは山形から東京にきてくださいましたが、その前日には岩手を訪れていたそうで、フットワークの軽さが印象的でした。

会場は+NARU NIHONBASHI。中岡さんは+NARU NIHONBASHIコミュニティマネージャーのおひとりです。「地方アンテナスナック」とともに、+NARU NIHONBASHIについても説明してくれました。

今回は、コーチングの勉強をしている菅原さんが普段庄内で行っているワークショップを体験します。

• ワークショップで大事にしていること（グランドルール）

  • 何を言ってもいい。

  • 人の言うことに対して否定的な態度をとらない。

  • 発言せず、ただ聞いているだけでもいい。

  • お互いに問いかけるようにする。

  • 話がまとまらなくてもいい。

  • 意見が変わってもいい。

  • 分からなくってもいい。

グループワークのテーマは、会場を活かしたアイデアを募る「日本橋でできること」。日本橋は銀座からも徒歩圏内で、平日はビジネスパーソンが溢れる街です。皆さん思いつくままにアイデアを書き出し、共有し、それらをまとめてブラッシュアップしていきました。他のグループと入れ替わって話し合う時間もあり、より多くの人と対話の機会が生まれるような仕組みになっています。

グループごとにまとめたアイデアを発表して、イベントは終了です。日本橋で働くビジネスパーソンや観光客に向けてヴィーガン料理人やお店を紹介するアイデアや、映画や文学に出てくる庄内にまつわる食を紹介したりツアーを開催する企画が発表されました。

終了後の交流会では、日本橋でできることや庄内地方を盛り上げる企画から、参加者の方の就職活動の相談まで様々な話題で盛り上がりました。地方アンテナスナックが庄内を訪れ、現地を体験する構想も飛び出し、このイベントのみで終わらない素晴らしい共創アイデアが生まれました。中岡さん、菅原さん、イベントに参加してくださった皆さん、ありがとうございました。

このイベント以降も、中岡さんと菅原さんは定期的に打ち合わせをされているとのご報告がありました。庄内の地域活性の取り組みへの貢献を目的として中岡さんもご一緒に、現地を訪れて菅原さんのご親戚の空き家にご宿泊予定だそうです。

ぜひ、2つのグループをフォローして今後のご活動にご注目ください。
(株)Saluton（地方アンテナスナック）
庄内にオープンイノベーションを広める若者の会