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日本酒!酒蔵と酒屋さんの物語を知ると味が変わる。。「美味しいもの編」
僕が日本酒を美味しいと感じたのは意外と海外だった。日本酒というイメージが父の影響で紙パックの「のものも」みたいなもの。。
美味しいとも思えなかった。。
ヨーロッパでトップレベルの高級の和食レストランで仕事していた時だ。
そこのレストランには日本酒が10名柄ほど、ワインは30万円のものまであった。スイスなのでお金持ちがたくさんいるのと、スイスのフランス語圏なので文化はフランス。
ワインリストなどは電話帳くらい分厚い。
ヨーロッパのレストランは日本酒リストは日本のレストランのワインリストのレベルと同じだ。
大抵のヨーロッパでのレストランで日本酒が提供されている場所は
SAKEとしか書かれていない。
同様日本も
赤ワイン、白ワイン。。としかメニューに書いてないところもあるだろう。
フランス本場のワインのレストランでは
国別、地域別、銘柄、ブドウの品種、年数の記載が必要だ。
同様日本酒でも
銘柄、米の種類、精米歩合、生か火入れかなどが必死だ。
僕がいたレストランでは
日本の大手の日本酒、八海山や久保田などをはじめ純米吟醸などが揃っていた。最初に飲んだ時は衝撃を受けた。。しかもあん肝と一緒だったので同時に和食の奥深さも海外で教えてもらったほどだ。しかもそこのシェフはマレーシア人なのだから驚きだ。。
彼のことはまた後で書くが天才料理人だろう。。そこらの和食料理人よりも腕はすごい。。本当に面白い天才だ!
ヨーロッパで日本食品を買うことはできるがスイスでは2倍の値段、そして他のEUでは3倍の値段だ。そしてスイスは輸入税が安いのと種類が豊富にある。日本食品店などではコンビニほどの品種が揃っている。EUなどはアジアショップなどになるが品は少なく高い。
よく選ばないと他の国で作られている日本食品などがあり信じられないくらいのまずいものまで手に入れることができる!
日本酒の日本に戻ると全国的にまわって酒蔵めぐりをした。いろんなお酒を飲んでいろんな杜氏さんとお話しさせてもらった。
スーパーで買えるお酒はとにかく大きな酒蔵になる。今では「獺祭」という山口県のお酒もスーパーで買えるようになっただろう。僕がその獺祭の酒蔵を訪れた時は小さな昔ならではの蔵だった。そして日本酒も最高に美味しかった。
それが今は巨大な酒蔵にしてビジネス展開に変わった。
酒蔵の社長さんの方針で2通りある。
蔵を大きくしてたくさんの量を作りいっぱい稼ぎたい!
蔵は昔のままでいい、いいものを作りたい。。
とにかく蔵が大きくなると品質は落ちる。。
なぜか?人件費にお金がかかる。。そして研究者にもお金がかかる。。
ビジネス展開をすると同じような味を原材料費を抑えて作るようになる。それをするのが研究者の仕事だ。食品会社などはそのようなものだろう。。
小豆島のように昔ながらの方法で本当に良いものを作る醤油蔵の醤油はスーパーなどには出回らないがキッコーマンなどは手に入る。一般的なキッコーマンの醤油はもう油を取り出した大豆のカスを輸入してそれを使って醤油を作る。
ある意味醤油ではないし味、色、風味を調整された黒い液体の醤油風味という商品名が正しい。。
日本酒もまだそこまで悪くはないが。。そうなってくるのも時間の問題だろう。
全国を愛犬と旅しながら地域の習慣や食などをそこにいる人には気づかない素敵な文化などを伝えてより良い楽しい生活になったらいいなと思います。こんな美味しい食べ物や習慣、生活に気付いたらシェアできたらと思います。私たちが知らない素敵な日本を世界にも伝えたいと思います。