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「寿司をにぎる」は大勘違い!「寿司職人から学ぶ常識編」

たま〜に寿司教室を開催するんです。

もともと寿司職人の僕ですが

こんな田舎まで都会からやってきてくれるのは

都会ではなかなか学べないお寿司が学べて食べれるからなんです。

そして多くの日本人が思いがちな勘違いで

「お寿司はにぎる」という考え方があります


寿司の握り方。という言葉もほとんどではないでしょうか?

でも多くの寿司職人に聞いても僕と考え方は同じだと思いますが

寿司は握りません。


僕が生徒さんに教えるのは

「型にはめる」というイメージです。


柔らかく手にとったシャリを自分の手の型にはめて形を作る作業。

これが寿司職人のお仕事です。


職人の手は人それぞれの型になっています。

よく握っているようなパフォーマンスありますが

握ってません。型にはめているだけでシャリには全く力が加わっていないんです。

握ってしまうシャリが固まってしまいます。

お米とお米の間の空間がお寿司のシャリは大切になってくるんです。その加減が職人さんの腕になります。

また長方形にするシャリの中に空洞を作る作業を行ったりします。

それは口の中に入れたときに崩れるためです。

シャリの握りも色々ありますが

持った時に崩れずに口の中でトロけるように職人さんはやっていることになります。


この説明をすると生徒さんたちはかなり理解が早くなり

握りができるようになります。


あなたの手の中で型にはめる。

でもこれはスポーツも一緒かもしれません。。


テニスなども野球などもプロなどは

振って球が当たる瞬間にだけ力を入れるんです。


人から見ると全部思いっきり力を入れて振っているように見えますが

全くの勘違いで球に当たる瞬間の前はある意味ブラブラ状態です。


にぎるという日本語が勘違いさせてしまっているのかと思います。

でも日本語でも表現できる言葉はないと思います。

「大将!何かおすすめ握ってください!」

なんて言葉を昔から聞きますが。。

「大将!何かおすすめ対象の手の型にはめてください!」

っていうのも変な話。。


スイングもスイング全部に力が入っているのではなく

スイングが1素振りだとしたら

「ン」だけぎゅっと握る!

そして当たったら飛んでいくんです。

スとイとグはブラブラです。。


世の中って面白いですね。。


少しでも役に立てたら嬉しいです。


今日も良い1日を!









全国を愛犬と旅しながら地域の習慣や食などをそこにいる人には気づかない素敵な文化などを伝えてより良い楽しい生活になったらいいなと思います。こんな美味しい食べ物や習慣、生活に気付いたらシェアできたらと思います。私たちが知らない素敵な日本を世界にも伝えたいと思います。