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はたらく×bee×KOBE 【イベントレポート】

関西大学社会学部松下ゼミの山本です。最近コロナ第3波がきていると言われていますが、また自粛しつつの生活となり人々の意識も再び選択可能な働き方へフォーカスしていると感じます。みなさんはどうでしょうか?

今まで参加したbeeさんの主催イベントでは男女関係なく全体での「働き方」について考えてきました。女性が働くことが当たり前になった今だからこそ女性視点にも特化してみたいと思い、今回私は

株式会社オカムラさんが運営する
bee『WORK MILL』プロジェクトの一つである

11月19日 15:00〜17:00(木)開催
はたらく×bee×KOBE
「"女性のはたらき方"から生まれる、
 "未来のはたらき方"とは?」

というオンラインセミナーに参加させて頂きました!

こちらの取り組みは関西のユニークな女性の働き方の風土を生み出し・広げていくというテーマを掲げ、"働く女性起点"で考えることから新しい未来の働き方が生まれるのではないかといった問いかけのもと進められています。

第1回、第2回ともに対面で行ったそうなのですが、第3回は延期となりこの度オンライン開催になったそうです…!

◆登壇者4名のご紹介

株式会社ICB 代表取締役 瀧井智美さん

ミクル株式会社 代表取締役 CEO 福井直樹さん

株式会社オカムラ Open Innovation Biotop"bee" コミュニティマネージャー 岡本栄理さん

神戸市 チーフ・エバンジェリスト 栗山麗子さん

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以下、各セッションでポイントだと感じたことを記録していこうと思います。

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①インスピレーショントーク

【ここでは登壇者4名がそれぞれ現在行なっている活動や取り組み、働き方に関する想いなどをパワーポイントを使用し紹介してくださいました。特に2名の言葉にある意味衝撃を受けました。】

瀧井さん:「‘’働く‘’には場所・時間に関する問題が出てきますよね。また人は頑張りすぎている。自分にとっての良い距離感を考えるゆったりとした時間を設けることが大事です。」

このように語る瀧井さんは自身がオフィスレスで働いており国内から海外まで幅広い地域で取り入れられている実例とともにお話をしてくださいました。確かに私も気づけば予定を詰め込み過ぎていることも多く、「こんなに自分を追い詰めなくても良かったかも」と思うことがあるなと瀧井さんの頑張り過ぎているという言葉に共感し助けられた気がしました。またそのように感じながら働いている方もたくさんいらっしゃるのではないかと思いました。(⚘keyword→バリのGreen School,職住近隣オフィス,月5オフィス,自由出勤制度,Work With Me,自分を整えるリトリート)



福井さん:「自分がスキな場所で仕事をする。私はどこでもできる仕事と時間の自由+家族との時間を最優先に考えています。」

自身の会社をオフィスレス人→テレワーク人→ハッピーワーク人と進化させてこられたことを話してくださった福井さん。社員の家族も家族だと話す表情に自分本位ではない働き方をされているんだなと感じました。私がここで衝撃を受けたのが、福井さんはスマホもない時代の2005年頃からオフィスレス・ワーケーションの実験として実行されていたことです。正直コロナ禍を契機にテレワーク等が発展してきたと思い込んでたため、何年も前から始まっていたことに驚きました。(⚘keyword→オフィスレス人,テレワーク人,ハッピーワーク人,スキな場所,どこでもできる仕事,家族優先)

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②パネルディスカッション

【次に司会の芝池さんと登壇者4名のディスカッションを聞かせて頂きました。働く環境も働き方自体も異なる4名が交わったお話しはとても新鮮でした。】

瀧井さん:「ワークライフバランスの反対はワークライフコンフリクト。葛藤がありますよね。」

勉強不足ながら”ワークライフコンフリクト”という言葉をはじめて知りました。「精神的なゆとり」が重視される現代において、共働き世帯の増加や少子化問題などの影響も受け、今一度働き方からこの葛藤を正しく認識していくことが大事なのではないでしょうか。


栗山さん:「企業は企業で努力することはもちろん、個人の意識改革も大事です。両方が進化する姿勢が大切だと思います。」

栗山さんのこの言葉に私が今からできること、すべきことが見えてきました。やはりどこかに就職していく身である私は会社自体が変わらなければどうしようもないと半ば諦めていたのです。働き方を選択できるとしても現実は従業員が都合の良い選択をしていると思われてしまうのではないか、そう考えていました。しかし栗山さんの言葉を聞いて、個人の時間の使い方やその時間に何をしたのか、目的を明確化することもまた非常に重要なことだと考えさせられたのです。

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③グループ対話

テーマ:「"働く"と"暮らす"のちょうど良い距離感の実現に向けて、取り組みたいことは?」

【最後に3〜4名のブレークアウトルームに分かれ、15分ほど意見交換を行いました。
ここでは「自己紹介」や「インスピレーショントークの感想や気づき」を話した上で、"働く"と"暮らす"のちょうど良い距離感の実現のためにひとりひとりがどうしていきたいかという未来の話もしました。】

まとめになってしまいますが、全セッションを聞いた上で私が今後どのような取り組みをしていきたいかお話しします。

→企業任せではなく個人の意識改革という点で時間の使い方を改めて見直そうと思いました。そして決めた時間とその時間内にすべきことをするよう心掛けていきます。意味のある時間の使い方をすることによって反対に意味のない時間も有意義に感じられるのではないでしょうか。

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◆感想
今回のイベントに参加してコロナでリモート化へと変わっていったと思っていたのですが、実は何年も前から変わっていたことにある意味衝撃を受けました。
そして働くことに関して、"働く"と"暮らす"のちょうど良い距離感が人々が考えるようになった今、やはり息抜き余裕が1番大事だと感じました。まだ就業していないので何が分かるんだと思われてしまうかもしれませんが、日々学業とアルバイトを両立するなかで週一回でも友達や恋人と会う日、私で言えばカフェ巡りをする日があるだけでそれまでの一日一日のモチベーションが違います。つまり何もしない日も大切で、余裕を生む日が働く上で、というより生きる上で大事なのではないかと思いました。

◆今回のイラストはこちらです!

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◆松下ゼミ(matsu-lab )では他のゼミメンバーも様々なイベントに参加しイベントレポートを作成しています。同じイベントに参加していてもそれぞれの違った感性が見えてくるのが面白いです!ぜひマガジン内の別記事も覗いてみてください!


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