三角の距離は限りないゼロ
本日、ご紹介の本は、岬鷺宮さんの「三角の距離は限りないゼロ」です。
息子福山お薦めのラノベですね。
今日も今日とてオンライン授業の息子福山です。
お昼を食べ終え、単位を落とすと卒業が危ぶまれる科目のテスト勉強をしたいが、狭い自分の部屋だと息苦しいと、
本日は、リビングに降りてきてのテスト対策となりました。
ダイニングテーブルにノートパソコンを広げ学習する息子福山の対面で、この「三角の距離は限りないゼロ」を黙々と読破致しました。
この「三角の距離は限りないゼロ」は、
「どっちのわたしが、好き?」僕が恋したあの子の中には、彼女と彼女の「二人」いた。「二重人格」の「秋玻」と「春珂」。偽りの自分を演じてしまう僕と彼女たちの不思議な三角関係は、やがて奇妙にねじれていき。これは僕と彼女と彼女が織りなす、三角関係恋物語。
ということで、学園物で三角関係恋物語のラノベです。
「二重人格」という題材ですが、それほど違和感なくただ普通に受け入れる事が出来ました。そして、主人公の僕の偽りの自分を演じてしまうという点も共感を得ます。
息子福山からラノベを勧められて良く読むのですが、岬鷺宮さんの文体も読む相手を選ばず、ただ素直につづられている文章たちに好感がもてます。
岬鷺宮さんがあとがきで書いているのですが、「誇り高い女の子」が理想形であるようで、主人公が恋する女の子は、「誇り高い女の子」です。
ラノベあるあるなんでしょうか?
主人公が通う高校が学力の高い進学校であったり、総武線沿線だったり、文学好きだったり、そういう偏りのあるラノベによく出会います。
この「三角の距離は限りないゼロ」ももれなくです。
描写がうまく、ラノベ特有の文字遊びも満載で、面白いように話にはまってしまいました。
読書をしながら、息子福山の勉学をみはる!?
息子福山の傍らで、読書をすることが本日の仕事のように。
現在、5巻まで出ているそうなのですが、1巻を読み終えて、5巻も続くなんて、展開がぜんぜん読めません。
1巻で読みきりと言われても不思議が無いような完成度の高い小説です。
「三角の距離は限りないゼロ」は、シリーズ累計20万部突破しているらしい、人気作でもあるようです。
ラノベの良さは、挿絵にもあると思います。
小説とともにHitenさんのイラストも楽しめ、「三角の距離は限りないゼロ」の魅力は倍増しているのではないでしょうか。
テスト対策をしながら「三角の距離は限りないゼロ」の続きの巻を読む休憩を入れながらの息子福山から、ネタバレさせないように、
ラノベなんてと言わず、大人でも楽しめる学園ドラマです。
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