伊勢神宮でお嫁がもっともパワーを感じた社に水道とかがついている件

しばらくちょっと、伊勢での出来事でひっぱっていきます。どこへひっぱっていくのかと言われるとちょっとよくわからないんですが、とにかくたった一泊の伊勢参拝でたくさんの出来事があったんです。いやぁ、それにしても面白かった。

お嫁は友達とよく出掛けたりしてるんですが、数年前に伊勢神宮に友達と数名で参拝をしたことがありました。その友人の一人が神社やスピリチュアルに詳しく、いろいろと教えてもらいながら参拝をしたそうです。

伊勢神宮の内宮を僕と巡りながら、

「前にきたときにな、めちゃくちゃパワー感じる社があってん。うわーここはなんかいてはるわー思って、すごかってんとにかく。」

「ついさっき、伊勢神宮の一番偉い神様のアマテラスさんに手を合わせたけど、そこのとこではなくて？」

「うん。ちゃうねん。べつのとこやねん」

アマテラス様ほんとごめんなさい。

とにかく伊勢神宮の外宮にも内宮にも、そのほかの場所にも、たくさんの神々が祀られているので、たしかに記憶が不確かになる感覚はあります。たしか、すべての祀られている社を含めると１２０社ぐらいあるとかないとか書いてあったような気がします。

けれども、お嫁が感じたすんごいパワーのある社は内宮の中だったということで、かなり限定されてきます。しばらく内宮を歩き、その社を探します。

しばらくすると、すこし人が密集している広場があり、その広場の右の茂みの中に、建物が見えました。その瞬間、お嫁が言ったのです。

「これやわ！この建物！この前ここでめちゃくちゃパワー感じてん！すごかってん！ほら、感じひん？パワーすごない？」

茂みの中なので、よく見えませんが、たしかにほかの社とは全く別の造りになっています。立派な石垣で囲われていて、中が見えないように、板垣も張り巡らされています。事前に伊勢神宮のことは調べてきましたが、この社のことはどこにも記されていませんでした。もしかすると、隠れスポット的な社なのかもしれません。早足で社に向かう人が多数います。確かに皆さん、神妙な面持ちで社に向かっています。

すこしづつ全貌が見えてきて、そして僕だけはこの建物がなんなのかがってん理解できました。そりゃ神妙になるわ。

「ほんとにここでパワー感じたの？」

「そうやで。」

「お手洗いって書いてあるけどほんと？」

「え？！ほんま？じゃあちゃうわ。」

厠の神様ごめんなさい。

その後、内宮の入り口をまっすぐ歩いた奥まったところにある、子安神社という場所だと判明しました。アマテラスの孫のニニギノミコトが地上に降りたってひとめぼれをしたとても美しい女性の神様です。