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【野のへらぶな釣り心整家】辛くて仕方なかった私を野のへらぶな釣りが支えていた(第3回:油断ならぬマダガスカルと飛行機大遅延を慰めた釣行編②)

アラフィフ責任世代のあなたへ

今日はハロウィンですね。
我が家では、ダイニングテーブルに

オレンジ色のハロウィンカボチャの
キャンドルポッドを置いています。

ハロウィーンかぼちゃのキャンドルポッド

カボチャをくり抜いた顔って
ちょっと怖いけど、よく見ると
ユーモラスですよね。

あなたは何かハロウィンならではの
イベント、ありますか?

今回は、前回に引き続き、海外長期出張
ハプニング続きで積りに積もった

野のへらぶな釣りに行きたい気持ちの昂り

が爆発する原因となった私の体験談

マダガスカルで経験した3大ハプニング

その2つ目について語ります。
よろしければお付き合い下さい。

前回の語りはこちらです。

マダガスカルで経験した3大ハプニング

その2 ランドクルーザーがぬかるみにはまって立ち往生!(今回の語り)

マダガスカルの首都アンタナナリボから
約300km離れた東部の港町トゥアマシナに

現地調査のため3泊4日の行程で滞在しました。
こちらはインド洋に面しているため

気候区分は熱帯雨林気候に属します。

このため、朝は天気が良いなと思っていても
突然天気が急変してスコールになることもしばしば。

私はこの滞在中、内陸部に入り込んだ山地にある
水力発電所を視察に行くことになりました。

私は、プロジェクトに関係する会社の方と共に
2台のSUVを連ねて山に向かいました。

ドライバーは現地人で、この地域の道路事情や
山道の悪路走行技術も高い人達です。

事前に現地カウンターパートから聞いていた情報によると
その発電所への道路事情は非常に悪く

大雨が降った後は道がぬかるんで四輪駆動の車ですら
走行不能になることも良くあり

いざそのような状況に当たってしまった場合は
諦めて発電所行きを別の時期に変更するか

途中足止めになった村で数日滞在し
道路状況の回復を見計らって更に奥地へ進む

ということでした。

私は後者にならないことを祈るばかりでした。
途中の村で足止めになるならまだましですが

これが途中の何もない場所で車が走行不能に
なってしまったら、食料も宿泊の装備も
持っていないため

大変なことになってしまいます。
当然、屋外には蚊も飛んでいますので

刺されればマラリアに感染するリスクもあります。

出発地のトゥアマシナの街中を走行中に
既に強い雨が降り出し、道路が冠水し始めました。

冠水した街の様子

この辺りはまだ平地ということで
車高の高いSUVなら大したことはないのですが

一歩未舗装の山道にさしかかると
前に進むにつれて

「あの・・・、ここって本当に道なの?」

「正面、茂みになっているんですけど。」

という状態のジャングルになってきました。

この道大丈夫?

先導するのは、案内役のプロジェクトで
協力してくれた会社のトヨタランドクルーザー。

私が乗車していたのは、その弟分で一回り小さい
ランドクルーザープラド。

後ろをついて行くと、
前を行くランドクルーザーがジャングルに
吸い込まれて行きます。

道がなんだか怪しくなってきた

次第に粘土質の赤土に深い轍がある
道路状況になってきました。

ときおり、前を行くランドクルーザーも
一度で前進できず、少しバックしてから
勢いをつけて乗り越えるような状態になりました。

「もう、この辺りで断念して引き返した方が良いのでは・・・」

私はヒヤヒヤしながら前方の車を見守っていました。

前の車のドライバーは強気で進んで行きますが
とうとう限界がきました。

4輪全てが深いぬかるみにはまり込み
前にも後ろにも動くことができなくなってしまったのです。

ドライバーはアクセルをふかし
タイヤからは白い煙、マフラーからは黒煙が上がります。

するとむしろ、ますますタイヤが空転し
轍を掘って深くするばかりです。

ぬかるみにはまって動けなくなったランドクルーザー

この先どうなってしまうのだろう。
出発前に言われていたように

ここで野宿をする羽目になってしまうのだろうか・・・

私は緊張と不安で心臓がバクバクです。

ランドクルーザーが暫く悪戦苦闘していると
何処からともなく沢山の人が集まってきました。

殆どの人達は遠巻きに様子を見つめている中
数名がぬかるみの中に足を踏み入れ
車を押し始めました。

結局、後ろから押しても上り坂のため
前に進むことはできず

車の前から押すことで
坂の低い側に車を移動することが出来ました。

村人たちに助けられたランドクルーザー(前方)

結局私達は、この日水力発電所へ向かうことを断念し
トゥアマシナの街に帰還しました。

日本と違って道路事情がよくない発展途上国では
このような状況は珍しいことではありません。

いつ何時、事故に巻き込まれて
命を落とすかも知れない仕事。

胃がキリキリするような経験でした。

(予告)その3 台風の影響で帰国に60時間もかかった話

ようやく帰国できると思ったら

台風の影響でフライトがキャンセルに!

乗り継ぎ予定だった東京行きの飛行機は
既に香港を飛び立った後だった。

誰にもぶつけられない苛立ちを
ブログに書き殴っていました。

次回語ります・・・。

(予告)取り憑かれたように釣りに通ったのは、辛さから逃れたかったから

次々回語ります・・・。

今夜もまた、23時を過ぎてしまいました。
それではまた次回!

おやすみなさい。

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