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秋の味覚をこんな身近なところで収穫できた話

今日は、朝のウォーキング中に思いがけず、秋の味覚に遭遇するという嬉しい出来事があったので、そのお話をしたいと思います。

今朝は、昨夜までの冷たい雨が上がり、少し肌寒いながらも風もなく穏やかな朝を迎えました。

今日は土曜日ということで、妻も私も仕事が休みでした。
このため、いつもより少し遅めの起床で、8時過ぎからウォーキングに出掛けました。

いつものウォーキングであれば、お決まりの周回コースがあるのですが、今日のウォーキングにはただ歩くだけでなく、特別な目的がありました。

【10月7日】今日の特別なウォーキングの伏線

実は、昨日の朝のウォーキングでは、いつもの周回コースに少々飽きてきたので、たまには別のルートを回ってみようと、公立の公園方面に歩きに行きました。

そこで思いがけず、ちょっといい思いをしてしまったのです。

その公園に入って行く時には、道路からちょっとした林の中を抜けて行くのですが、往路はまったく気が付かないまま「その場所」を通過したのですが、復路で遊歩道上に栗が落ちているのを発見したのです。

「あれ?こんな所に栗が落ちている!」

不思議に思い、私達は回りをキョロキョロ見回しました。
すると、進行方向右手の木の下に、茶色い「栗のイガ」が沢山散乱していたのです。

ふとその木の幹から上の方を見上げると、緑色や茶色のイガがところどころに付いていました。

そう、ここには栗の木があったのです。

そこで、私達はイガが沢山固まって落ちている栗の木の下に回り込み、地面を目を凝らして見てみると、ほとんどのイガは中の栗が弾けてしまっているか、既に誰かに取られたのか、中身が空っぽのものばかりだったのですが、ところどころに栗の実だけが単体で転がっているのを見つけました。

大きさは大体100円玉くらいのサイズだったと思います。

それでも、暫くその木の下の地面を少しずつ移動しながらじっくり観察していると、同じ位のサイズの栗の実があったり、沢山転がっている焦げ茶色になってしまったイガを靴でひっくり返してみると、中にまだ栗が入った状態のものも幾つか残っていたのです。

結局、妻と私で20個ほどの小ぶりの栗を拾うことが出来ました。

数こそ大したことはないですが、予想もしていなかった秋の自然の味覚がただで手に入ったことと、時間を忘れて栗拾いに没頭出来たことで、朝からすごく得をした気分になりました。

自宅への帰り道、妻と二人で、

「もしかしたら、他にも散歩コース沿いに栗の木があったりして。
明日は栗拾い中心でウォーキングしてみようか!」

という話になったのです。

【10月8日】栗拾い目的のウォーキングの結果はどうだったのか?

そして冒頭の、ちょっと遅めの朝ウォーキングの話に戻る訳です。

今朝は、同じ公立公園の敷地でも、また別のフィールドの方を目指してウォーキングをしました。

そちらの方が、昨日行ったフィールドよりも面積が広く、里山に面しているので、もしかしたら野生の栗の木があるかもしれない。

という見立てをしたわけです。

その公園に至るまでの間も、住宅地に隣接する自然の遊歩道があり、そこにも栗の木があることは、以前から知っていました。

公園への道中、そのエリアに差し掛かると、案の定、栗の木の直下に茶色くなった栗のイガが無数に落ちていました。

ですが、落ちているイガの数の割には、中に栗が入っているものはほとんどありませんでした。

むしろ、栗のイガが密集して落ちているちょっと横に目を転じると、コロッとした艶やかな栗の実が草の上に落ちていました。

面白いもので、こんな短時間の栗の実探しをしただけでも、何となく実を見つけるコツのようなものが自然と頭に入ってくるものなのですね。

一度傾向が分かると、この場所ではもはや落ちているイガをひっくり返して中に実が入っているかをチェックするよりも、草の上の栗の実を探すことに集中した方が、どんどん収穫できるようになってきました。

ひとしきりその場所で栗の実を拾い終わり、持参したビニール袋に入れると、10円玉サイズの栗の実が袋に1/4ほどの量獲れていました。

そして、満を持してお目当ての公立公園に到着。
公園内は芝生が綺麗に刈り込まれていて、一面緑の絨毯のようでした。

大きな木々は、公園を縁取るように、敷地との境界部分に生えており、公園内の木々は桜や高さ2~3m程度の低めに揃えられた木が中心です。

ですので、公園内の外側に近い遊歩道を歩きながら栗の木を探しました。

すると、里山との境界部分で階段を下りて行くと水田地帯に至る場所付近で栗の木を見つけました。

敷地と里山の境界には金属パイプ製の手すりが設置してあったので、私だけそれを跨いで公園の外側にあたる斜面に落ちていた栗の実を拾いました。

ここでも、栗のイガの中にはほとんど実は入っていませんでした。

「この公園は散歩やジョギングで訪れる人達が多いので、もしかしたら既に栗を見つけられて、先に取られてしまったのかなぁ。」と妻と話しながら、公園内の周回コースを元の入り口の方に戻ってきました。

最後に通りかかった場所は、平坦でアスファルト敷きの遊歩道になっていている場所で、遊歩道と敷地の外との境界部分の間には、ほんの2m程度の幅に芝生が敷いてあり、ところどころ低めの樹木が植えてありました。

「まさかこんな低い木の中に、栗の木は混ざっていたりしないよね?もう今日の収穫はこんなもんで終わりかな。」

と話していると、まさかの栗の木を発見。
木のサイズが小さいだけに、直下に落ちているイガのサイズも小さく、落ちている実の数も大したことありませんでした。

「大した事なかったなぁ。それじゃ、今日はもう帰ろうか。」

と私が妻に向かって言った時には、妻の方が少し先を歩いていました。

そして妻がここでファインプレーを見せてくれました!

妻:「なんだか敷地の外側に栗のイガがいっぱい落ちている所があるよ。あそこに行ってみない?」

私:「え、どこ? あ、本当だ!なんだかイガが沢山落ちているね。行ってみようか。」

公園の敷地を出て、フェンスの反対側に当たる妻が見つけた場所に行ってみると・・・。

他の場所と同じように、茶色くなった栗のイガが沢山落ちています。

栗のイガに交じって、大きな栗の実も!

ここまでは、他の場所でも見ているので、驚きもしなかったのですが、公園との境界部分のフェンス直下にある、少し斜面になったくさむらに足を踏み入れてみると・・・

出てくる 出てくる、ゴロゴロと大きな500円玉よりも大きいサイズの栗の実が草の間のそこかしこに転がっているではありませんか!

中には、先ほどまではほとんど見つけられなかった、まだイガの中に栗の実が収まった状態のものまでありました。

これには私も妻も、良い意味で期待を裏切られた感じで、もう夢中で栗の実を拾い続けました。

どれぐらいの時間が経過したでしょうか?

長くてもせいぜい15分~20分位だったと思いますが、そんな短時間にも関わらず、妻も私も持ってきたビニール袋一杯にいいサイズの栗を収穫することが出来ました!

もう十分満足するほどの量で、これ以上収穫しても私達家族では食べきれないので、これにて収穫は終了とし、ウォーキングしながら自宅に戻りました。

無心になって自然の恵みである大振りの栗の実を拾い続ける。
終わった時、やりきったという達成感と満足感で心も晴れ晴れとしました。

自宅で大きさ別に3種類(大き目、中くらい、小ぶり)に選別し、

  • 大き目のもの:明日の夕食の栗ご飯用

  • 中くらいのもの:モンブランを作るためのマロンペースト用

  • 小ぶりのもの:焼き栗にして今夜の晩酌のおつまみ用

としました。

大き目と中くらいのサイズの栗たちは、明日の下ごしらえのため冷凍中です。

そして、小ぶりサイズの栗たちは、こんな感じの美味しい焼き栗になりました!

オーブンで1回焼いた後、バターを絡めて2度焼きした栗たちはビールのおともに

明日の栗ご飯、モンブランも楽しみですね。

思いがけない形で自然の秋の恵みを頂けた今日に感謝です。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。




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