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【平和ビジネスへの道】#7 ソーラーパック

こんばんは!かほりです。

今日は涼しくて、初めてクーラーをつけず寝ることができました。この夏は本当に一日中クーラーをつけっぱなしだった気がします。

あゝ恐ろしや電気代…。

さて、そんな電気の話に関連し、今日はソーラーパックをご紹介します。


■抱えている問題

コートジボワールの農村部には、電力が通っていない。

子どもたちは、毎日往復2時間かけて学校へ通っているが、日が落ちてからは勉強することができず、電力の有無による教育格差が生まれてしまう。


■着眼点

仮に家庭に電力が通ったとしても、限られた電力が優先されるのは大人の家事や料理となり、子どもが勉強のために自由に使用することは難しそう。

であれば、子どもの所有物に電力を蓄える機能をつければいいのでは?…子どもたちは、通学時にコメの袋やプラスチックの袋を使用している。


■解決策

ソーラーパネルが搭載された通学用リュックサックを開発した。

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1時間の太陽光の充電で、3時間ほど継続してLEDランプを使用することが可能となる。

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約2500円のソーラーパックはコートジボワールの子どもの教育の未来を明るく照らすグッズとなった。

ソーラーパックはマダガスカルやガボンなどですでに販売され、販売個数は5万5000個に達している。


日本にも蛍雪の功という言葉はありますが、蛍なんて1か月くらいしか光らないし、コートジボワールに雪は降らないですもんね。

太陽の力で、子どもの未来を明るく照らす、エコで素晴らしいグッズです。

これをあえて子どもの所有物にしてしまうというのは、労働力や弱い存在として搾取されがちな途上国の子どもの状況を把握しているからこそのアイデアだと思います。あっぱれ。

他国にもすでに展開しているようですが、災害が多い日本でもこういうグッズは1人1つ持っていると、心強いですね。


それでは、今日はこの辺で。

Peace!



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