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「親戚ガチャ」(前編)うまく付き合うには/家庭の人間関係/人間関係のカウンセリングを受けるなら/広島の心理カウンセリングオフィスFLIFE

こんにちは。人間関係のお悩み専門のカウンセリングルーム、広島の心理カウンセリングオフィスFLIFEの奥本です。
さて、今回は人間関係ガチャシリーズ、「親戚ガチャ編」です。
人間関係ガチャの厄介なところは、自分で付き合いを選べない事と、切りたくても容易に切る事の出来ない関係にあります。
家族程近くはないけれど、他人程遠くもない。親戚ガチャもそのうちの一つでしょう。親戚との人間関係は、私たちの人生において重要な役割を果たします。いつまでも影響を及ぼす事も少なくありません。時には衝突や不和が生じることもありますが、その時は大変なストレスにもなります。
今回の前編では親戚との人間関係について考え、より健全で幸福な関係を築くための私見を。そして、次回の後編では更に突っ込んだことを書いていこうと思います。
それではご覧ください。

1.コミュニケーション

親戚との人間関係を築く上で重要なことは、コミュニケーションです。お互いの考えや気持ちをしっかりと伝え合うことで、誤解や不信感を避けることができます。これは月並みだけれど大切な事です。親戚という関係性は、血縁関係に基づくものであるため、時には感情的な反発が生じることもあります。その際は、冷静に対処することが大切です。感情的になって相手を攻撃するのではなく、相手の立場を尊重し、問題がある場合はそれを解決するために協力する姿勢を取るといいでしょう。まあ、大変な事ですが。

2.適度な距離感

親戚との人間関係においては、適度な距離感も重要です。過剰な干渉や依存は、ストレスを引き起こし、不和を招く原因になります。一方で、疎遠になりすぎると、お互いに不満や誤解が生じることがあります。難しい話ではありますが、親戚との距離感は、お互いの性格や関係性に合わせて調整し、バランスを取ることが大切です。

3.思いやりと配慮

親戚との人間関係においては、思いやりや配慮も大切です。誕生日や記念日には、お祝いの言葉やプレゼントを贈ることで、相手に思いを伝えるといいかもしれません。また、病気や困難に直面した場合には、相手を支援する言葉や行動を示すことも重要でしょう。親戚という関係性は、血縁関係に基づく特別なものであり、困難に直面したときにはお互いに支え合うことができる強い絆が多くの場合は本能的にあるのかもしれません。

4.過去の問題に向き合う

親戚との人間関係には、過去の出来事や家族の歴史など、複雑な問題も含まれる事があります。過去のトラウマやトラブルが、現在の関係性に影響することもあります。親兄弟間での確執や、祖父母の代での問題。それを引きずっている事もあります。その場合は、過去の出来事に向き合い、可能な限り解決することが必要です。相手を責めたり攻撃するのではなく、過去の問題について話し合い、お互いの立場や感情を理解しましょう。もし、自分自身で解決できない場合には、カウンセリングや専門家の支援を受けることも選択肢の一つとして考えてみるのもありです。

5.ポジティブな姿勢

親戚との人間関係をより健全にするために、ポジティブな姿勢を持つことが重要です。相手の長所や良いところを見つけ、肯定的な言葉をかけることで、お互いの関係性を強化することができます。アドラー心理学でいうところの、エンカレッジメントできる関係性ですね。また、それによって、自分自身も勇気づけられて、更に勇気づける事で、周りの人々にも良い影響を与えることができるでしょう。

まとめ

以上のように、親戚との人間関係においては、コミュニケーション、適度な距離感、思いやりや配慮、過去の問題に向き合うこと、そしてポジティブな姿勢が重要です。お互いに尊重し、支え合いながら、健全で幸福な関係を築くことができれば、親戚との関係もより自身の人生を充実させてくれるものとなるでしょう。しかし、一方で、どうしても縁を切りたいという思いを持たれている方もいらっしゃる事でしょう。という事で後編ではそれを踏まえた上でより突っ込んだ内容のものを書かせて頂きます。


著者:広島の心理カウンセリングオフィスFLIFE 奥本浩司



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