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  • もうひとつの風呂場@鳩豆

    心の垢を落とす処。しがないバレーボールファン。

最近の記事

Vリーグと「食」 【1】

※ 前回に引き続き、本稿もバレーボールアドベントカレンダー用の記事です。 「Vリーグの食」について考えた場合、会場周辺や遠征先での名産品やおいしい店など「会場の外での食」と「試合会場での食」のふたつに分けられるが、今回は後者についてつらつらごねごねと考えていきたい。 そりゃ、前者にも触れたいけどさ。きりないし。 ちなみに前者についてはTwitterだと #Vリーグと美味しい店 というタグがとても良い仕事されてておすすめだ。タグ検索して眺めているだけで幸せな気分になれる。

    • ホームゲーム「共同開催」について考える。

      ※本稿はバレーボールアドベントカレンダー用の記事です。 えっと。 今回無謀にも、このような企画に参加させていただきました。 初めましての方も多いと思われますので簡単に自己紹介をば。 鳩豆と申します。ただのバレーファンです。経験者でもなければ関係者でもない。ほんとにただのバレー観戦好き。 愛知県を拠点に、一眼レフを片手に持ちながらちょろちょろと観戦しております。主たる観戦チームは男子V1はジェイテクト等、男子V2はつくばユナイテッド、女子もたまーに。大学バレー男子は九

      • いつもの場所から (2018年全日本インカレ)

        祈り、通じたね。 ベスト16をかけた本日の2回戦。 2セットダウンからの第3セット。 終盤の怒涛の追い上げは見ていて実に楽しかったし、わくわくしました。 「ここで終わらせない」 そんな情念をひしひしと感じる展開。 大産大の強い攻撃と落ちないレシーブに決して屈することなく、自分たちのペースに持ってこれた福岡大学の強さはホンモノだと思います。 そんな試合を、私は「いつもの場所」から見ておりました。 ベンチ側エンドの端っこ。 九州大学リーグだとコート配置上、どうしても

        • 今年もまた。

          ここからもう1年が経ったのだと思うと感慨深い。 7ヶ月ほど前のチャンピオンマッチでここべっぷアリーナを訪れた時に見たもの。 過日の全日本インカレまでとは違う、新しいチーム。ここから創り上げていくのだなぁ…とこの先がとても楽しみだと思った。 で、月日が経つのは早いもので、気づいたらこのチームのメンバーが戦うのは、この秋季リーグと全日本インカレを残すのみ。 こんな姿もあと何回見れるのかなぁと思いながらシャッターを切っていたり。 思い起こせば5月の那覇。春季リーグを

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          13本

        記事

          1.75日/回

          気づいたら神無月 というわけで、2018/19V.LEAGUEの開幕まで2週間を切りました。 開幕直前というやつです。ファンとしても来るリーグに向けて着々と準備中…といいたいところですが… 昨シーズンのリーグ観戦はやむなく強制終了せざるを得なかったため、私の中での2017/18リーグが未だ終わっていないような感覚すらあります。当然、頭の中ではそんなものはすっかり終わっていると理解していますが、感情がついていけていない、ものすごい消化不良感。 そんな消化不良感を抱えなが

          1.75日/回

          満を持して。

          ことの始まりは2015年の春でした。 当時、Vリーグのオフシーズンには土日を使って1~2ヶ月に1度くらいのペースで大分三好の練習見学に出向いていました。土曜日に練習見学をした翌日、いつものようにのんびり観光でもしようかと企んでいたところ、お友達からこんなお誘いがあったのです。 「福岡県リーグ、見に行かない?福大に龍さんの弟も入ったことだし」 龍さんファンの私はこのお誘いにがっぷり食いつきました。そもそも九州の大学の試合なんて、そうそう見に来れるもんじゃないし、め

          満を持して。

          因縁の処理の仕方。

          2017年11月25日 選手の本気を陳腐なドラマ仕立てには決してしたくはないのだけど、因縁の対決というのはどうしてもある。 実力が互角な好敵手のいるチームとの対決もそうだし、国際大会とかだとマスコミが勝手に特定のチームをライバル視して「因縁の対決」に仕立てあげたりなんてこともあったりして。 ホントのところ因縁かどうかなんて当事者間でしか分からないことなので、外野がそう見ていても、本人達は実はそうでもない、全然意識をしてないことだってあろう。 だが、2017年11月25

          因縁の処理の仕方。

          笑って終わろう。

          ~全日本バレーボール大学男子選手権大会 1日目を終えて~ タイトルの通りです。 彼らに寄せるエールは、もうそれがすべて。 もちろん、勝って勝って勝ち続けて、てっぺんで笑うのがベストではあるけれど、笑うってそれだけじゃない。 今のチームで闘える、限られた時間を存分に楽しむ。 苦しかろうと楽しかろうと時間は確実に過ぎていくもの。 だったらコートの中でも外でも、たくさん楽しんで、たくさんたくさん笑って、苦しい場面であろうとその状況すらも楽しんだものが勝ちだなと。

          笑って終わろう。

          ハナヒラク

          待ち望んでいたふたつの花が開いた日。 私の身体はひとつしかないので、何も同じ日に同じタイミングで開かんでもなぁ…と一瞬思いましたけども、そんなことはどうでもいいのです。 彼らの努力が報われたことがとにかく嬉しいのです。 20171105、今日は大切な日。 移籍後初勝利&移籍後初ヒーローインタビュー。 チーム全体の活躍具合を見てヒーローインタビューは他の選手かな?と予想していたけれどもそれはそれ。 昨日、おかえりなさいをしたその翌日。 この日がこんな早く来るとは。

          ハナヒラク

          叩き起こされる

          例年、Vリーグの開幕前には、私なりにファンとしていろいろな準備をしておりました。 具体的なアクションとしては、あるシーズンは応援幕の作成だったり、あるシーズンはお友達に配布用の写真入りのお菓子を発注したり…。 当然ですが、アクションとともに、自身の気持ちも開幕に向けて高まっていきます。 野球などではよくリーグ開幕を「お正月」に例えられますが、私にとってはVリーグの開幕が、まさにそんな位置づけにあります。 「あります」と現在進行形で書いたものの、今シーズンのVリーグ開幕は、

          叩き起こされる

          4年生の秋

          「絶対にバレーの大学リーグは見に行かない」 つい3年ほど前まで、頑なにそう決めておりました。 黒鷲旗や天皇杯、応援しているVリーグチームの練習試合で見るだけで、どんだけ興味があっても、リーグには見に行くまいと。 こういう人は結構多いと思います。 実際、「ハマったら大変」だとか「青田買いみたいで嫌」だとか「子どもでも親戚でもないのに大学まで見に行くのはねー」等々、以前の私のように大学リーグの観戦を敢えて避けている人達からは、いろんな理由を耳にします。 私が見に行かないと頑

          4年生の秋

          「引退してもずっとファン」

          ↑ これ、私のお友達の名言です。 バレーボール選手を選手としてファンが見ていられるのは、彼らの人生のうち、ごく短い期間です。 ありがたいことに、私がこれまで熱を入れて応援してきたVリーグの選手は、ほぼ皆さん引退後も「ファンが見にいく」事が許される立場にいます。 なので、彼らがそういう立場でいてくれるうちは、回数は少なかろうと、たまには今のステージでの頑張りを見に行こうと、心に決めています。 おそらくこの姿勢には賛否両論あるでしょうし、来られた側にしてみれば「こいつ、まだ

          「引退してもずっとファン」

          誰がためにシャッターを切る(その2)

          前回の続きです。 「最早、自分が撮る必要ないんじゃね?」と感じながらも、それでも私が体育館でバレーの写真を撮りたいのは何故だろう? 撮る理由  ここで、私も含めてファンはどんな目的で写真を撮っているのかを、ちょっと考えてみました。 ①自身の記録用  私にとってはこの意味が一番大きいです。見たものの記録。  記録という割にはあまり見返すことも今はないのですが、当時を思い出す時に実際どうだったけな?と資料のように遡ることはあります。  つい先日も、お友達から「橿原のアリー

          誰がためにシャッターを切る(その2)

          誰がためにシャッターを切る

           私が男子バレーをがっつり見るようになって、何だかんだで10年以上が経ちました。  その頃から、会場で写真を撮る人は当然おりましたが、当時はコンデジのハイエンド機が主流で、デジタル一眼レフを持つ人はまだ少数派でした。コンデジのハイエンド機自体も決して安いのものではなかった(今ならデジイチの入門機の本体が買えるくらい)ので、当時は「みんな、カネあるなー」なんて思った次第。  今は、会場を見回しても会場でデジタル一眼を構える人が増えたなぁ…と感じております。  バレーを見始

          誰がためにシャッターを切る

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           注)写真のセレクトはただの気まぐれです(2017年黒鷲旗より)  ーーー  はてさて。  実は、ツイッターの140字では収まりきらないものも綴る場を、少し前からいろいろ物色しておりました。  私は行動が遅く、かつ物事はじっくりこねこね考えてから発したいタイプなので、自分の思考や感情を即座にテキスト化したり、撮った写真をすぐにアップロードしたりするのは苦手です。故、瞬発的な感情はツイッターの140字で表出しつつも、周りの速度とは関係なしに、じっくり考えて表現できる場が

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