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Vリーグと「食」 【1】

※ 前回に引き続き、本稿もバレーボールアドベントカレンダー用の記事です。

「Vリーグの食」について考えた場合、会場周辺や遠征先での名産品やおいしい店など「会場の外での食」と「試合会場での食」のふたつに分けられるが、今回は後者についてつらつらごねごねと考えていきたい。

そりゃ、前者にも触れたいけどさ。きりないし。

ちなみに前者についてはTwitterだと #Vリーグと美味しい店 というタグがとても良い仕事されてておすすめだ。タグ検索して眺めているだけで幸せな気分になれる。どなたか分からないが、これを作った人には感謝感謝。

新生V.LEAGUEになって

昨シーズンから新生V.LEAGUEとなったわけだが、1シーズンと半分ほど過ぎて感じることは会場における「食」が豊富になったということ。

以前から会場によってはキッチンカーや屋台が出たり、館内でも弁当や菓子の販売がされていた。ここ最近は、もともとあるところはよりパワーアップして豊富になって、もともとなかった会場でもキッチンカーが出るようになったりと、時間的にたいていの場合おなかを空かせて会場入りする身としては嬉しいことだ。(ヴォレアスさんとことか、なんかもっとすごいことやってるみたいだし。まだ行ったことないけど)

しかし、その一方で全く飲食については意識も配慮もなく、私が本格的にバレーを見始めた頃から大して変化がない、もっと言うと会場近辺や最寄り駅で飲食物を調達することすら困難な会場があるのも事実。

そういう意味では、新生V.LEAGUEになって会場の飲食が豊富になった会場とそうでない会場と二極化したといってもいいのかもしれない。

ちなみに10年くらい前の試合会場と飲食事情については、でぐちきりさんが以下の記事を書かれておりますので参考までに。10年の間に、特に昨シーズンよりこっちはだいぶ豊富な会場が増えてはいるけども、この10年前の記事がさほど古く感じない現状でもあることもまた確か。

Vリーグは試合を見るために行くもの。

なので、会場の飲食物なんて主役にはなりえない。

主役にはなりえないけれど、やっぱりあった方が楽しいし、何かと助かることも多い。

「会場での飲食」にこだわる理由

私はここまで「会場での飲食」にこだわる理由として、バレーを見ていると、意外と「食べる時間と場所がない」からだ。

ざっとVリーグを見に行く日の行動パターンを考えてみる。
例えば標準的な1日2試合開催の場合、第1試合が13時開始、その2時間後以降に第2試合開始ということが多い。
その場合遅くとも1時間前には入場して30分前には席に着いてアップから見たいと考えると、12時頃には会場に着いていたい。公共交通機関で行く場合、最寄り駅からのアクセスにもよるけれど、11時くらいには何かに乗って会場に向かっているところ。自由席の関取…もとい席取りや応援幕を貼る場合はもっと早く行動することもある。
一般的に「おいしい名物」が食べられるような飲食店は11時位に開店ってところがほとんど。もう少し早くあいていたとしても昼食を食べたいと思えるほどお腹も空いてない。(なので遠征民も、意外と地元の名物にありつけそうでありつけなかったりするのが実態)

そうすると、だいたいちょっとお腹が空いた頃に会場入りすることになる。ここでやっぱ何かお腹に入れたいわけですよ。応援って座ってるだけのくせに結構エネルギー使うので。

ここまで読んで「食べ物なんて持ち込めばいいし、別に会場で売ってなくてもよいのでは」と思った人は挙手。貴方はある意味幸せ者だ。

しかしVリーグの会場、特にV2、V3の会場だったりすると会場近辺はおろか、最寄り駅にすら食料を調達できる場所がなかったりする。
ここらへんはV1リーグしか見ない方にはピンとこないかもしれないが、こういう会場にあたると、結構簡単に昼食難民になる。
実際、「リーグ期間中は試合を見にいく土日は昼食を食べないから痩せる」という方もちらほらいるくらいで。うらやましい限りだ←ぇ?

まぁ、昼食だけでなく、試合と試合の間にちょっとお腹空いて何かつまみたい時に、ちょっと会場に美味しいものがあると財布を開く食いしん坊は私だけでないと思う。

「会場での飲食」を文化として定着させるには

時々、野球やサッカー、大相撲など他の競技と比べて、バレーボールの会場での飲食が定着しないのって何故なんだろうな…と考えることがある。

考えに考えた理由の一つが、会場ごとに飲食事情がバラツキ過ぎて「会場行ったらなんか食べられる」というところまで至っていないからということ。

卵が先か鶏が先かみたいな話になって申し訳ない。

会場では食べ物が手に入らないかもと食べるものを準備していったなら、新たに会場に買うことはしない。必ず「財布とチケットとスマフォだけで会場に行って心もお腹も満たして帰ってこれる」とは言い切れない現状。

かといって、運営上の課題もあるだろうから簡単にやれキッチンカー呼べやれ食べ物売れとは言い切れないところ。

いろいろこねこね考え出したらきりがなくなって、とてもまとまらないので、続きはまた別記事で書くかも。

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