脱ステレオタイプ“こどもの夢編”
「こどもの語る夢について」
将来なりたい職業は?という難しい質問は既に時代錯誤だと思っています。
私は小さい頃の夢というとピンと来ないのだけど、一つだけ夢と思っていたことがありました。それは看護師になるということ。
今こそ男性看護師も普通に社会に溶け込んできている気がするけど当時は、看護婦って男性もなれるの?っていう時代だったのです。TOKIO松岡昌宏さんがナースマンというドラマをやっていて面白そうって思ったことがきっかけでした。看護師の仕事内容というより、“人を助ける”とか“人の力になる”という部分に憧れていたのかもしれません。
そして今、私は介護士という職業です。
看護師という意味では夢は叶ってませんが、夢の動機となった、人の力になるというその機能的側面からみると、ある意味夢は叶っているのかもしれません。
最近の子どもたちは将来なりたい職業は?と聞かれて何を答えるでしょう?
実は、ランキングにも入らない回答があって、それは「なりたい職業はない」と「わからない」は実は多いと思ってます。そもそもどんな職業があるのかおそらく知らないのだと思います。好きなカナダ料理は?と聞かれて答えられないのと一緒です。知らないから答えも分からない。そもそも私だってこの世の中にどれだけの仕事があるか知りません。きっと、転職サイトの人だってハローワークの人だって知らない職業がいっぱいあるんじゃないでしょうか。
逆にランキングに入る会社員、公務員、YouTuber、医者、看護師なんかは世間的露出度が高い職業や身近な職業です。あるいは高収入などメリットが前面に見えやすいものだったり。もし、全ての仕事を知ってて、子どもたちがなりたい職業を選んだらきっとランキングにできない程物凄い意見がわれるんじゃないかなと思う。
なりたい職業じゃなくてやりたいこと(内容)で考えることが本当のこどもの夢に変わると述べています。
それだ!と正直思いました。
YouTuberじゃなくて情報を発信していく人になりたい
お笑い芸人ではなくて人を笑わせる人になりたい
きっと、今世の中には色んな肩書きが広まっていると思います。
自分の子供にも世の中全体にも転職天国時代だからこそ、情報が溢れかえっている世の中だからこそ将来の夢はやりたいことで見つけて欲しい。そうすればモラトリアムな人たちも消えていくし、自己肯定感の高い人たちが増えていくんじゃないかなと感じます。話は飛躍しすぎですが…
とにもかくにも、これからは
ウルトラマンになるのではなく
正義のヒーロー
誰かを助ける人
戦って強い人
世界平和を願う人
勇気づける人
になれる方法を追求する必要があると思います。
因みに今の私の夢は、なりたい職業ランキングで介護士がベスト3に入ることです。
本末転倒ですね。(笑)
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