日銀の政策修正と株価の影響。今後の日経平均とドル円のトレード戦略/8月8日
一旦は落ち着きどころを探りつつといった展開になりました。まぁ昨日のブログで書いたように、やはり日銀の政策修正織り込みは、午前の内田日銀副総裁の発言で目一杯織り込んだ格好↓
株価の暴落の原因とも言える日銀のタカ派姿勢はやや緩和し、米国の景気減速懸念もやや後退しつつあるものの、株式市場は強さを見せていないし、ドル円・クロス円の上値が重いことを踏まえると、新たな材料が出るまではレンジ県内での値動きが続きそうです。
まぁ米国株もなんやかんや重たいですからね。海外勢はバカンス中というか、割安な銘柄が物色されても、すぐ売りに押されちゃう状況なので。
というわけで、現状は株も為替も無理して買う必要はないですし、まだ為替も戻り売りかなといった感じですので、そのつもりで。
それでは、今後の材料とドル円の具体的なトレード戦略について解説していきますので、よろしくお願いします。
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◆今週の経済指標は小粒!来週以降の材料待ちか
今後の材料としては、まずは今日(8日)発表の米新規失業保険申請件数でしょうか。今週は重めの経済指標が少なく、とりあえずこの数字がポイントになりそうですね。
良ければ(申請件数が少なければ)、少し米国株も上げやすいでしょうが、極端に上げるほど重要な意味を持たないので、またどうせ売られるのかなといった気はしますが。
あとは、先週末に予告されてから音沙汰なしのイランの報復攻撃などがどうなるかもポイントにはなりますが、なんだか回避されてしまいそうな雰囲気。
まぁ中東情勢は極端に悪化しない限り、しばらくこのままでしょうからが、リスクが後退したからといって、今の相場を一変させるほどの材料でないことも確かなので、株の上値、ドル円、クロス円の上値は重たいままでしょう。
◆ポジション整理は一巡で過度の下落も修正!レンジ感、押し目・戻り目を意識して
日経平均は引き続きレジサポの36,000-37,000円が戻りのピークといった感じですね。下値は年初水準の33,000円ぐらいとなっています。
まぁ市場の不安定さを踏まえると、高値の35,000円レベルで買う必要はないでしょう。深い押し目、33,000円前後か、30,000円ぐらいまで急落する場面があれば、少しずつ拾ってみる程度で。
とはいえ、短期のトレードでもなければ、円高のこのタイミングでマイクロソフトなどを拾っていく方がベターか。
ドル円に関しても、内田副総裁の発言でオーバーシュート気味の円高に歯止めがかかったような状況ですね。とりあえず、想定は1ドル=145-148円レベルですが、強めの米指標など重なれば、瞬間的に150.00円の大台節目レベルまでの戻しはあるかもしれません。
一方で、少し長い目で見ると、どう足掻いても日銀は利上げ、米FRBも9月に利下げということで、日米金利差縮小の流れは変わらないですから、米国の経済指標が思いのほか強く、年内2回(0.50%)しか利下げしないというような見方が出てくる前は、極端な上昇もないでしょう。
具体的なトレードとしては、148.00-148.10円レベルが目先のレジスタンス(上値抵抗)にはなっているので、ここを抜けた148.20円レベルでは損切りでしょう。
やはり145円では底堅くなっているので、売るにしても146円台半ばぐらいから、147円台で厚めにといった印象です。145円台に差し込んできたら一旦利食いでしょう。
買いの場合は、145円台半ばぐらいまで待って、145.00円割れの144.80円で一旦損切りでしょうか。
日経平均も年初の33,000円で利食い売りが一巡したところが底堅くなりましたし、同様にドル円も投機筋のポジションが完全に解消されると言われていた145円レベルで止まりましたから、新たな売り材料が出ないと、ここから下を攻めていく値動きにはなりにくいと考えて、レンジを意識してトレードしていきましょうということで。
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