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無理の無駄づかいをしない。

 生きていく上で、無理をしていることはどれくらいあるでしょうか。全然、無理をしていないつもりでも、実はいつも心や体に疲れが溜まっているということはありませんか。そうだとすると、充分、無理をしているという証拠といえます。無理をすることで、自分の限界値を上げることにもつながるので、無理は悪いことではありませんが、無理をしすぎていると、限界値を上げるどころか、心身の健康が保ちづらくなってしまいます。そのため、無理の無駄づかいは避けたいです。

無理をすることが美徳になっていないか。

 無理をして生きることが、自分の中で美徳になっているとしたら、無理をしやすいのかもしれません。毎日、頑張り続けることを美徳としていた場合は、無理をすればするほど良いということになります。それは、素晴らしい美徳の1つではありますが、それで、毎日が苦しかったり、つらかったりして、何だか、おかしいなと思っていた場合は、もしかすると、無理をすることが美徳だという考えを1度見つめ直してみた方が、生きやすさにつながるかもしれません。

余裕の方が他者を助けられるかも。

 無理をしてばかりいると、余裕がなくなります。そもそも、無理をしたいのは、がんばって、誰かの役に立ったり自分を高めたいからだと思います。しかし、余裕がなくなった状態で、他人との関係がうまくいくでしょうか。無理をすればするほど、余裕がなくなり、他人との関係もうまくいかないかもしれません。そして、うまくいかないのは、がんばりが足りないからだと思って、さらに無理をしてしまうという悪循環に陥っているかもしれません。もし、他人と良い関係を築きたいということで無理をしているのであれば、むしろ、余裕を持った方が、他人のことを思いやる時間も行動もできると思います。また、余裕がある方が、自分を高めるのも効率よくできそうです。

無理が無理を招く。

 無理をして褒められるのは、こどものうちだけかもしれません。大人になると、仕事においては、会社に属していれば、いかに任された仕事を期限内にこなすことができるか、そこが大切といえます。そのため、いくら無理をしていても、期限に間に合わなかったりしたら、会社に損害を与えるため、評価は低くなるのです。そして、評価が低くなると、さらに無理をして挽回したいと思い、さらに無理をします。そして、また評価が下がるという悪循環に陥っているかもしれません。もし、仕事でうまくやりたい場合は、これまた余裕を持てるように、仕事の量を制限したりした方が、良いということになります。評価を上げたいつもりで行った無理が、自身の評価を下げ、そうなるまいとさらに無理をする。無理が無理を招く状態になっているかもしれません。

 たしかに、今まで挙げてきた例は、一概に正しいといえるものではありません。しかし、似たようなことを経験していたり、感じているならば、それだけ、無理をしやすい性格だけど、無理しすぎない方が良いタイプといえるかもしれません。

無理の無駄づかいを見直す。

 また、嫌いな人と、無難にやっていくために、多大なストレスを感じながら、無理をしたり、やりたくもない仕事を、なんとかこなしていくために、多大なストレスを感じながら無理をしている場合は、無理の無駄づかいをしているといえるのではないでしょうか。人生の大半の時間を、自分の意に反することをなんとか思考で抑えつけて、行うという無理は、自分を幸せにする無理なのでしょうか。自分を幸せにしない無理なのであれば、それは、無理の無駄づかいと言えます。

 そうはいっても、現実は、無理の連続が避けられないという状況かもしれません。しかし、無理は無理でも、自分を幸せにするような無理をしたいものです。そのために、今、自分はどういう時間の過ごし方をしているのか。愚痴を言わずがんばっているかもしれませんが、愚痴も言わずに耐えてがんばる毎日の延長上に、幸せな未来が待っているのか。また、愚痴をたくさん言いながらがんばっている場合もあるかもしれませんが、愚痴ばかりが出てしまうような環境でがんばりつづけて、幸せな未来が待っているのか。どういう行動が、自分を、周囲の人を幸せな毎日へいざなうのかを考えて見るだけで、無理の無駄づかいというのは、少しだけでも減るかもしれません。

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