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『戦術』じゃなくて『戦略』、『ターゲット』じゃなくて『標的』

医療従事者のための「働き方」研究所 運営管理者のミントライムです。

このメンバーシップでは、医療従事者の働き方として「バーベル戦略」を推進すべく、草の根的な活動をしています。

「バーベル戦略」って何?という方はこちらの記事↓

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この記事では、『草の根活動家のためのパタゴニアのツール会議』を読んで面白かった内容を共有しようと思います。

この本は、Patagoniaの店舗とオンラインショップのみで販売されていて、山口周さんの『クリティカル・ビジネス・パラダイム:社会運動とビジネスの交わるところ』のなかでおすすめの書籍として紹介されています。

まさに、草の根的な活動を成功させたい!という方におすすめの本です。

■『戦術』じゃなくて『戦略』

これはもしかすると他の本でも似たようなことが書いてあるかもしれません。
ただ、次の『標的』に繋がってくるので、簡潔に示しておきます。

戦術=戦略を達成するための具体的な行動計画

戦略=ビジョン、目標

この本ではこんなニュアンスで戦術・戦略という用語を用いています。

それで、大事なのは戦術ではなく戦略で、戦略を練るのにもっと時間をかけなさい、といったことが書いてあります。

言われてみれば当然のことですね。
では何故、戦略に時間をかけることが大事なのか。

それは、戦略を立てることは『標的』を絞ることに繋がるからです。

■『ターゲット』じゃなくて『標的』

個人的にこの本を読んで一番面白かったところは、ここです。

ビジネスを行ううえで、よく「ターゲットを明確にせよ」なんってことを聞きます。
性別は?年齢層は?どういう人物か?などターゲットを絞っていくことで、他のビジネスとの差別化を図ることもできるかと思います。

ただ、それだけではぬるい。と、この本では述べられています。

大事なのは、『ターゲット』じゃなくて『標的』だ、と。

標的とは何か?
そのビジネスや活動の成功に大きく関わる、超重要人物のことです。

例えば、『草の根活動家のためのパタゴニアのツール会議』では、主に環境問題に対する草の根活動について述べられているので、その標的は政策決定者、特定の政治家になることが多いでしょう。
ある地域の自然破壊(開発)を阻止するための活動で、その開発に関わる政治家を標的にする、といったイメージです。

では、ぼくの草の根活動の場合は誰が標的か。

笑われる覚悟で言います。
理学療法士協会の会長です。
また、看護師協会、医師会の会長です。

何故、上記の方々が標的なのか。

ぼくはこの活動で、全ての医療従事者の働く職場で、外部活動が推奨されることを目指しています。
もっと攻撃的な表現をすると、外部活動を禁止している職場、外部活動ができないくらいボロボロに働かせる職場はすぐに潰れる世界を目指しています。

バーベル戦略実践者のインタビューを通して輪が広がり、医療従事者の誰もが「外部活動するのが当たり前でしょ」とか「外部活動が推奨されていない職場になんて働きたくない」、「忙しすぎて外部活動ができない職場では働きたくない」というマインドになれば、おのずと上記の世界になると思っています。

誰もがそのマインドになるためには、そのトップ、つまり会長が、そのマインドになることが必要でしょう。

インタビューを続けて、(バーベル戦略実践者ではないかもしれないけど)各会長にインタビューをすることができる日が来ること。
それがぼくの目標であり、戦略です。

そんな無謀なことを考えて活動しているコミュニティ、『医療従事者のための働き方研究所』。
初月は無料ですので、ご興味があれば閲覧だけでもしてみてください♪


少しでも参考になりましたら、サポートして頂ければ幸いです。