マガジンのカバー画像

僕らの臨床研究の年輪

43
臨床研究に大切な思考、方法を解説していきます。
運営しているクリエイター

#僕らの臨床研究の年輪

僕らの臨床研究の年輪:サイトマップ【随時更新】

いつも記事を読んでいただき、ありがとうございます。 僕らの臨床研究の年輪は、以下のことを…

N1 Study

ずっと、ずっと、やろうと思っていても、手につかない。 誰にだって、そんな対象があるだろう…

発表スライドの推敲チェックリスト

そう思わされる講演や発表を聞いたことが、誰しもあるだろう。 では、「それはどのような仕掛…

Connected Papers:点の抄読を、面の抄読に変える。

人類は、リレー形式で発展してきた。 すなわち、たった1人の人間がすべてを成し遂げたのではな…

FINER:科学が前進し続ける仕組み

科学は、前進を続けてきた。 たとえば、動力。 科学は、人力車や馬車を蒸気機関に、鉄道に、電…

Ph.D. 博士号とは何か?

2022年3月23日。 ぼくは保健学博士(Doctor of Philosophy; Ph.D.)になった🌸。 博士になるま…

P2P:Presentation to Paper writing;学会発表と論文執筆をつなぐ

学会発表(Presentation)は、華やかなイメージだ。 気軽な投稿、緩めな査読、スーツ姿、peerとの交流・・・、想像するだけでも胸躍る🌸 一方、論文執筆(Paper witing)は、無機質で重い、そんなイメージだ。 投稿に至るまでの労苦、タコ殴りにされる査読、部屋着での孤独な作業・・・🧊 どうやら、PresentationとPaper writingの間には、とっても大きな川が流れている。 このnoteでは、その川を知り、川を渡るための架け橋『P2P(Present

KTA-Cycle:Knowledge-to-Action-Cycle;知識翻訳(K2P)に特化したフレームワーク

学問の要は活用にあるのみ。活用なき学問は無学に等しい。 福沢諭吉 毎日、勉強を続けている…

相関と因果:くすんだ相関→明瞭な因果へ

やめて!もう、その話はやめて! よく分からないから。 そう、思ってきた。皆さんも、そうでは…

『Rコマンダー』を使って統計解析をしてみよう!

このマガジンでは『Rコマンダー』を使った統計解析の手順を紹介していきます。 Rコマンダーっ…

3

参考文献リストをつくる:Typing vs. Citation

人生の理想は「責務ミニマム、面白いことマキシマム」 出口治明:人生を面白くする本物の教養 …

座長マニュアル

ときはきた。 SuperHumanに、座長依頼がきたのだ。 もちろん、快諾である! そのうえで、その…

LHS:Learning Healthcare System;学習する組織をつくるためのプラットフォーム

実行のなかにのみ学問がある 行動しなければ学問ではない 王陽明「伝習録」 医療において、臨…

『執筆』と『推敲』:次元の異なる2つの仕事

論文を書き上げるプロセスは、大きく2つに分かれる。 そう、『執筆』と『推敲』だ。 書くたび「それにしても、全然違う作業だ」という感覚が強まる。 要約的に示せば、こんな感じだろうか。 執筆:盛ること-失敗を恐れず、チャレンジングに、よい部分に光を当てながら突き進む 推敲:削ること-不足部分を検閲し、指摘し、既存の改良に固執し、脱線や革新や変化を避ける 全く違う。・・・だからこそ、全く違う作業として、別日に行う必要があると感じてきたし、実際、そうしてきた。 この、霧のようなア