#263 あなたの職員室の心理的安全性は?
教育界に求められる生産性
ついに、僕の耳にも、「タイパ」「コスパ」という言葉が入ってきました。教育現場において、残業問題、業務の効率化の問題は昔からありました。
自分が好きでやっている人もいるのですが、それが「当たり前」、「やらない人はダメな先生」と思われてしまうこともあります。
これだけではないと思いますが、教員志望の減少の一因に挙げられています。
そこで、僕たち教員にも「生産性」が求められています。
あのGoogleが決定づけた
世界を代表する大企業Googleにおいて、労働生産性を向上させる計画がありました。その計画によると、労働生産性を向上させる因子として決定づけたのが「心理的安全性」だったのです。
なんと、生産性の向上に欠かせないのが、職場の「心理的安全性」なんですって!
確かに、職員会議で気兼ねなく発言できる雰囲気の学校は、のびのびと働けるイメージがあります。
一方で、「無知だと思われるのが嫌」「仕事ができないと思われるのが嫌」などの不安を抱える先生が多い学校は、一つ一つの教育活動が縮こまっているイメージがあります。
心理的安全性を測定しよう
エドモンドソン教授による心理的安全性を測定する方法がこちら。
1 もしあなたがこのチームでミスをしたら、非難されることが多い。
2 このチームのメンバーは、困難な課題も提起することができる
3 このチームのメンバーは異質なものを排除することがある
4 このチームであれば、安心してリスクを取ることができる
5 このチームのメンバーには助けを求めにくい
6 このチームには、私の努力を無下に扱うような人は誰もいない
7 このチームメンバーと仕事をする中で、私個人のスキルと才能は、尊重され、役に立っている。
※7段階で測定。1、3、5はその通りでない方が高い。2、4、6、7はその通りである方が高い。
さあ、どうでしたか?
実際に測定しなくてもいいと思います。
職員室全体の心理的安全性を、すぐに変えることはできないかもしれません。でも、この7項目を頭に入れておいて、自分は「このような態度をとらない」と意識することで、一歩進むことはできます。
そんなあなたの言動に気付き、共感してくれる先生がいるはずです。
だって、みんな、心から安心して働きたいはずですからね。
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