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ウィーンの中心部に初めて行ってきた。統一感のある街並みと、活気に満ち溢れる店。一番の中心部であるシュテファン大聖堂の近くは、銀座や表参道に立ち並ぶブランドのお店と同じようにchanelとかDiorとか、apple storeも並んでいた。東京と同じように街に溶け込んでた。

7月中旬のサマーバケーション真っ只中。ヨーロッパの観光地と言おうか。
行く人来る人みんなが、ラフな服装で街歩きを楽しんでいて、清潔で高潔なウィーンという都市の一部になっている。

1番の中心地、上にも書いたシュテファン大聖堂というウィーン真ん中の地に来た初めての感想。
それは、無音に対しての心地よさだった。


「芸術の都」、ひいては「音楽の都」とも言われているこの地に響くのは、モーツァルトの協奏曲でもオペラでもなかった。とってもびっくりした。

カフェに入っても聴こえるのは、BGMではなく人々の笑い声だけ。
日本の場合、喫茶店にはレコードがあるし、そこではモーツァルトが流れていたりもする。もちろんビートルズさんだったり、松田聖子ちゃんだったりもするかもだけど。

私の大好きなスタバには、渡航前の成田空港でもドビュッシー中心に印象派が流れてた。ちょっと前に行ったドトールでは、ミラノサンドCって曲が流れてたり、ちょっとラジオみたいなのが流れてた記憶がある。

ウィーンは違った。どこもなんにも流れていない。
私にとってその「無音」はとっても心地よく思えた。

街の活気を街の要素が作り上げているというのか、
一つ一つのキャラクターにお邪魔するものがないというか。
ウィーンという歴史と伝統のある街に、現代のもの・ヒト・文化、そして匂いや音までもが調和しているように感じた。

カフェでそんなことをぼーっと考えてた。カフェではウィンナーコーヒーを注文した。ウィンナーのウィンナーはソーセージじゃなくてWiennerってことも知った。10ユーロお支払いして、オペラ座の方に向かって外に出たら

男の人がサンタルチア歌ってた。あれれっ?