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転職の落とし穴

転職が当たり前になりつつあるご時世。
かく言う私も転職を2度行い、3社目の会社に勤めています。
幸いなことに、今のところはキャリアアップを重ねることができています。

うまくいく人といかない人の差は何なのか?
たまたまこのnoteを読んで下さった転職検討者さんのお役になればと思い、話を単純化して書いてみました。
参考になれば嬉しいです。

うまくいかない理由

転職者を寛容に受け入れ、そのスキルや能力に期待する企業の数は、ここ数年でかなり増えた印象です。
その一方、転職相談を受ける中で感じることですが、「転職活動で内定が貰えない」「良い条件を勝ち取れない」という方々も毎年一定数いらっしゃいます。

少なくとも私がこれまでに会った方々に関しては、能力が低いかと言うと決してそんなことはなく、むしろハイスペな方も沢山いらっしゃいました。
では何が問題なのか?

彼らの共通点はズバリ2つです。
①転職に対するリテラシーが低い
②専門スキルがない

①転職に対するリテラシー
(転職市場における、不都合な真実)

転職という行為は広く社会に受け入れ始めていますが、決定的に追いついていないモノが1つあります。

それは、会社の人事制度。
特に大企業においてはそれが顕著。

転職者を受け入れたとしても、その先の制度は旧態依然のままで、新卒一本主義の思想が根強く残っている会社は案外多いのです。

つまり、
意気揚々と転職しても、本人の能力だけでは如何ともし難い「制度」の壁が立ち塞がり、思い描いたキャリア・給与・仕事・ポジションにありつけないということは普通にあり得るのです。

これを知らないと、まず転職活動の入り口で躓きます。
転職先には明るい未来が待っているという、脳内お花畑状態に陥ります。

何を優先した転職活動なのか、その目的とゴールを明確に描いた上で転職活動をしなければなりません。

不平不満の延長、向こう見ずな転職は、必ずと言っていいほど、「こんなはずじゃなかった」という事態を引き起こします。

②専門スキルがない
(総合職という何もできない職種)

15年前程前からでしょうか。
総合職採用という言葉をあちこちで耳にします。
私も新卒入社時は総合職採用でした。

総合職とは何なのか?
話を単純化して書きますと、2〜3年で部署を異動し、幅広く様々な仕事を経験することで、視野を広げながらキャリアを積み上げていくという職種。

素晴らしい職種のように見えますが、この総合職という職種には大きなリスクがあります。

それは、「専門性の欠如」を引き起こすリスク。
視野は広いけれども、その道で飯を食べている人には到底及ばないスキルしか持ち合わせていない。
そういう人はかなり多い。

しかしながら、総合職でもしっかり専門性を持っている人も沢山いらっしゃいます。
そしてそんな優秀な方々には共通点が2つあります。

①このリスクに気づき、意識を高く持っている。

②その上で、異動するまでの短い期間の中で専門性を最大限高めるため、自己研鑽も含めた弛まない努力を積み上げている。

ハッキリ言って、この2つができていないのなら、転職は1年でも2年でも先伸ばした方が良いと思います。
専門性のない転職よりも、たとえ数年遅れてでも専門性を有した転職の方が、結果的に上手くいきます。

たったの2年であっても、目的意識を持って必死で努力すれば、それなりの力は身につきます。
そして、ここからが総合職の強みです。

総合職はそれなりに多様や経験をしてきているので、それらの経験と、2年努力した専門性を掛け合わせることで、「特異」なスキルの保持者となります。

この特異なスキルというのは、マスにはウケないかもしれませんが、ハマる企業からすると、喉から手が出るほど欲しいのです。

何の専門性も有さない浅く広いだけのキャリアよりも、特異なスキルの方が、光り輝くチャンスは沢山あります。

話を単純化した、転職の落とし穴
(まとめ)

日本企業の労働者には専門性が無い。

スキルが無いと転職も難しく、今の会社にしがみつくしかない。

給料が上がらなくても我慢せざるを得ない。

それでも転職を試みるが、専門性がないので冷遇される。

その上、日本企業から日本企業に移っても給料やポジションは上がりにくい。
(例えば10年選手が転職しても、転職先の10年選手の給与テーブルに入る。更には新卒優遇の会社もあったりする。)

落とし穴にハマらない3つの施策

①リテラシーを高く持つ。(上記の仕組みを理解!)

②専門スキルを育む。(総合職なら掛け合わせも◯)

③転職先を吟味する。
(オススメは、外資・ベンチャー・今よりも給与水準が高い業界)

③については、テクニックや留意点、メリットを知っておく必要があるため、またの機会でnoteにまとめようと思います。

転職活動をされている皆様、悔いのなきよう頑張ってください!!応援しています!!

こちらもぜひ!

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