【超高齢者に二重課題を】ゲーム感覚で行う二重課題運動で身体認知機能が向上したぞ

最近では脳トレという言葉もそれほど珍しくもなくて、その言葉自体も陳腐化しているような感覚さえある。川島隆太の脳トレゲームがニンテンドーDSであったんだけれど、そんなに長いことやれなかったかな。

最初は普通に楽しんでいたのだけれど、やることと言ったら、記憶力と認知能力の向上を目指すモノで、ストーリーを追いかけたり、ハイスコアを目指すためのテクニックを磨くといった要素が淡泊だった。成績を向上させるという目標の設定はあるのだけれど、

ほかの普通のゲームに比べたら、ゲームの画面は簡素そのものだったし、能力の維持、向上が目的であったので、それが楽しいのかというとちょっと違う。

人間の脳は飽きるように出来ているのだから、仕方ない。記憶力や認知能力を覚えるなら、ポケモンやモンハンしてれば自ずと身につくのだし。普段からたしなんでいるモノにとっては、そっちの方がずっといいのだとおもう。


筑波大学テーラーメイドQOLプログラム開発研究センターの研究は高齢者の身体機能と認知機能が相互に関係することから、二重課題運動に注目、その有効性を検証したところ、二重課題運動を行ったグループは行わなかったグループに比べて、著しく維持改善されたことがわかった。

二重課題デュアルタスクとは、考え事をしながら歩くとか、車を運転しながらラーメンのトッピングを考えるとか、Youtube見ながら艦これするとか、2つのことを同時に行う能力のことで、これが衰えると加齢や病的な変化の影響があると言われている。

二重課題運動とは運動課題と認知課題の二つを同時に行うトレーニング。歩きながら、動物の名前をあるだけ言ってもらうなど、どこかで見覚えあるなと思ったら、東京フレンドパークと言う番組でトレッドミルを走らせながら、クイズに答えてもらうゲームがあった。あれは、回答者と走る人が別々だけど。

NASAでもそういう訓練を行っているようで、歩きながら100から7を引き続ける。やってみるとちょっと難しい、でも慣れる。

高齢者に行ったのは平均年齢89.9歳の超高齢者74人を対象に、二重課題運動を24週間、1回60分を週2回おこなったところ、身体機能と認知機能が維持または改善された。また、運動を実施しなかった対照群は全ての項目で府の結果が出たという。

やっぱり身体を動かせば、頭もよくなる。

健康寿命の延伸にゲームが欠かせないのだ。かつてのゲーセンには身体を動かして、状況を判断して進めるゲームがあったんだけれど、今もあるのかな。こういうモノは種類があった方がいい。やっぱり脳は飽きるから。


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