【苔が発電】藍藻が光合成の力でマイクロプロセッサを動かすぞ

電子機器に囲まれている生活を送っている我々の消費電力は増えていくことはあっても減らなくなることはないかもしれない。

こうして、PCを起動して記事を書いているけれども、うちのPCは電源も良い奴を使っているので、それなりに電力を使っているはず。

スマホの充電もあるし、その他諸々の電子ガジェットの充電は欠かせない。最近、Kindleの消耗が早くなってきたし。

電力の安定供給はインフラのちからを頼らざる得ないけれども、小さな電力ならば、じわじわと研究が進んでいて、微力ながらの電力を作る仕組みは増えつつある。

泥やバクテリアからでも発電が可能になったし、糸型のバッテリーとか開発が進んでいる。

人体からも発電する仕組みも研究されているから、消費電力が低いガジェットなら、充電いらずになるのもそう遠くないかも。


イギリスのケンブリッジ大学生化学科の研究チームは、藍藻を使った小型発電機を開発した。

藍藻と言えば、この間記事にしたのがこれ。

藍藻というのは、水槽の環境があまり不潔だと増えていく苔のようなモノ。この藍藻の光合成だけで、マイクロプロセッサに電力を供給できた。光を当てていれば、光合成を起こしてマイクロプロセッサに電力を送れる。

しかも太陽光が無い時でも、栄養が残っていればそれを消費して電流を生成できる。太陽光パネルとの違いはこれ。

そして、おどろけ。半年以上の継続的な電力を生産していた。

こういった生体電池が主流になれば、スタンドアローンなセンサー類や簡単なPCが使えるかもしれない。ラズペリーパイを動かせたらちょっと面白くなるのでは。

化石燃料に頼らない再生可能エネルギーが持ち出されている昨今。まだ小さい力だけれど、この苔が未来の景色が変わる可能性もあり得るよね。


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