アルツハイマーを防止する遺伝子を発見したぞ

アルツハイマーなどの認知症になってしまったら、自分も困るし、何より周囲に迷惑をかけてしまうのが忍びない。
仕事柄、そういう人たちを見てきているので、話が通じない人には調子を合わせるけれど、気分の浮き沈みがある人はちょっと難しいこともある。

認知症の感覚というのをわからないのだけれど、感覚系もかなり鈍ってしまうそうで、視野は狭くなってしまい、聴覚もはっきり聞こえなくなってしまうようで。

なので、家族が声をかけても聞こえていなかったり、反抗的な態度を取ってしまう場合は、見えないところからわんわんと煩わしい雑音めいた音が聞こえている模様。家族は聞こえないからと耳元で何度も言うと、状況によってはうるさがられてしまう。

そこで、相手が見える正面で唇が見えるように声をかけると少しはわかる。こちらがねばりづよく伝えれば、どうにか伝わる。同居する家族の様子を見ていると、今までの暮らしと同じ距離感で接していることがあって、
認知症になってしまった相手は知覚できる距離と理解力が変わってしまったと理解してないと、関係がこじれていきそうな雰囲気も。


アメリカマサチューセッツ工科大学(MIT)での研究によると認知機能を維持する遺伝子「MEF2」が発見された。

認知症を予防するのに役立つ要因として、高い教育レベルによる知的刺激活動を過ごしてきたヒトやおもちゃを新しく与えられてきたマウスにはMEF2が活性化しているとわかった。

研究で参考にした知的刺激活動は仕事の種類や話せる言語の数、クロスワードパズルなどをしている時間に費やしているヒトほど、高い認知回復能力があった。

マウスには認知回復能力の研究のために、おもちゃのないケージとおもちゃが数日毎に変わるケージを用意して、それぞれのケージのマウスを比較。やっぱり、おもちゃの変わるケージのマウスがMEF2が活発になった。
今度はこのMEF2を破壊してみたところ、おもちゃの変わるケージを用意しても、MEF2が活発にならなくなったマウスはアルツハイマーの進行が抑えられなくなった。

つまり、MEF2を活発にする薬が開発できたら、アルツハイマー認知症を予防して減らしていくことが出来る。

でも、薬は後の手段で出来ることなら、老後の生きがいを見つけたいところ。自分らの老後は特養老後施設はもっと楽しいところになってくれれば良いけれど。

Twitterでは攻殻機動隊のビデオを取り上げられて、タンバリンを叩かされる老後を送るのは嫌だというツイートを見かけて、それには深くうなずいた。
VRと電脳空間があれば、最低限は退屈しないとは思うんだけれど。


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