テストステロンは諦めない力を促進するぞ

近年、筋トレの話題になると度々出てくるのはテストステロンの話。男性ホルモンなんだけれど、これが分泌されると筋肉や骨量の増加、体毛の成長などを促進する。

また、気分や行動力も向上し、骨粗鬆症の予防にも関与している。記憶力や集中力も向上するから、これはもう上げるしかない。

運動野や筋トレをして、テストステロンを出していこう。試験本番前の憂鬱な気分の時に出るホルモンと言われたりするが、ただのダジャレだぞ。

学術誌「Psychoneuroendocrinology」に掲載された論文には、諦めてしまいそうな困難な状況のときでも、テストステロン値が高い人ほど、負けても諦めない傾向になるという。

4つのグループをつくり、実力の発揮しやすいゲームにテストステロンを投与とプラセボのグループ、実力の発揮しにくい運の関与が強いゲームにテストステロンとプラセボのグループに分けた。

こうなると実力の発揮しにくい運ゲーが諦める人が多いわけだけれど、テストステロンを投与したグループはプラセボのグループとくらべて、2倍の時間をゲームに費やしたという。

つまり、ヤル気は科学だね。何かを成し遂げたかったら、テストステロンを増やすための工夫も考えるべきだろう。

リハビリにも役立ちそうだけれど、やっぱり食事で増やしていくくらいか。健康寿命を延ばしていきたいなら、くたびれてからそうしようと思うよりも、いまからでも始めるべきかもね。
エンジンがかからず、くすぶったままヤル気のセルモーターを回している人が結構いるんじゃないのかな。


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