人間の腸内は140000以上のウィルスがあって、半分以上が新種なんだって

腸内細菌の研究と聞くとちょっと期待するようなマインドになっているのですが、腸内細菌の構成で性格や、人格に関連があったり、糞便移植で難病に改善が見られたりなど、ホットな話題が尽きない。



確かアメリカの研究機関に腸内細菌の研究資金をつぎ込んだおかげで、かなりはかどってきたという背景があったらしい。



ウェルカムサンガー研究所と欧州バイオインフォマティクス研究所では、人間の腸内に生息する140000を超えるウィルス種を特定していて、その半分が新種だという。

「すべてのウィルスが有害であるわけではなく、腸の生態系に不可欠な要素であることが重要」とアレクサンドルアルメイダ博士の言葉。

発見されたウィルスの多くはバクテリオファージという細菌を減らすウィルスがいて、腸内細菌の数を調整する役割だという。

腸内細菌について、伸びしろがある分野だろうと思っていたけれど、想像以上に伸びしろがあった。

140000以上のウィルスがいるって言うのは、もはや国家ではないか。

腸が第二の脳と言われているけれども、多種多様と一言でくくるにはおびただしい数の種類を包んでいて、秩序を維持しようとする役目も与えられたウィルスも存在する。

自分の脳内でものを考えるけれど、この脳内で考えて決定するさらに上位の存在が腸の中にいるのだと考えると何かがひらめきそう。

理屈では通る事案も腹の中での反応に耳を傾けると何かの啓示が降りてくるかもしれない。

ともかく、この研究分野での続報を待っていよう。意思決定などによる心理的影響の重要な発見があったら、腸内細菌の研究は次元が変わるだろうね。



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