養殖魚に有効な食べるワクチン植物を開発したぞ
https://research-er.jp/articles/view/102307
養殖と言えば、最近クロマグロの採捕が来年まで禁止になったって、どこかのニュースで見たような。養殖のマグロもあるけれども、やはり天然物がいいと思う人も多いだろう。養殖と天然物の味の違いなどさっぱりわからないけれど。
久しぶりに寿司屋に行って、マグロとかいろいろ食べたけれど、マグロの善し悪しなど、全然わからない。もともと、海産物があまり好きではない。
刺身もあまり多いと気持ち悪くなってくるので、ほどほどなら食える程度。なので、寿司が好きだという人はいるけれども、海産物のおいしさが未だわからない自分にとっては、未知の感覚なのである。
茨城大学農学部、愛媛県農林水産研究所水産研究センター、筑波大学医学医療系、摂南大学農学部の研究グループは葉緑体工学を用いて、魚に食べさせることで病気を予防できる水産用経口ワクチン植物の開発をした。
世界中の養殖魚に蔓延しているウィルス性神経壊死症があって、これを防ぐには原因ウイルスの不活化ワクチンを投与するのだけれど、従来はワクチンが高い、摂取に労力がかかる、稚魚には摂取できないなど、いろいろと課題があった。
今回の研究では葉緑体工学を用いることで、遺伝情報がなく、感染性のない遺伝子組み換えたばこを作成。その緑葉から取りだしたタンパク質を餌に混ぜて、マハタに経口投与する。市販の注射型ワクチンと同等の免疫を示して、ウィルス感染の予防ができた。
植物を用いたタンパク質生産は、ほかの触媒よりも低コストである。どこかで聞いたことがあるような。
レタスなどの食べられる植物を宿主にして組換体をつくれたら、わざわざつかんで注射器をプスッとする手間を省くことができる。コストがいっきに削減できる。
これがいずれはヒトでも使えるようになる可能性があるので、研究をもっと進めてほしい。いずれはスーパーにワクチンレタスって、ノロとかインフルとか、種類分けで売られたりするかもね。
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