【頭も背中を守るエアバッグ】自転車乗りにうれしいエアバッグを開発してるぞ

道路を走る自転車は路肩を走るようになってから、さらに怖いなと感じるようになったわけで、調べて気づいたけれど今年の4月からヘルメットの着用が努力義務となっていた。

自転車乗りというのは自分が風邪か何かだと思っている節があって、自在に動けるものだから、他人に迷惑をかけていないと思い込んでいるようにも見える。

特に制服着た学生あたりは割と無茶な運転を見かけることがあって、去年大きな交差点で信号待ちしていたら、右側から手前に入ってきた自転車の集団からやってきて、危ないなと思ってみていたら、少し先の方で自転車が転ぶのをみた。

自転車の集団は一人が遅れてしまって、路肩を走っていたら後ろから原付が着いていた。後ろの原付に気づいた自転車が立ちこぎを始めた。

ところが、このときの季節は冬に入っていた頃で街路樹からイチョウの枯れ葉が落ちていて、路肩にたっぷりたまっていたのだ。

そこで、思いっきり立ちこぎするものだから、タイヤが滑り出して制御ができなくなったのである。転んだ子は大けがをしている様子はなかったけれど、ヘルメットもしていなかったし、ヘルメットをしていても背骨をぶつけていたら、不随になっていた可能性もあったわけで。


フランスのウェアラブルエアバッグの専門メーカーである、インアンドモーションは、膨張式ヘッドプロテクションバックパックを開発している。

このスタンパックは従来の膨張式バックパック、ヘルメット、ベストと同様に機能するが、マイに位置の自転車通勤者の頭、首、胸、背中をより安全に保護することを目的としている。

また、通勤、通学用のバックパックとしても使用できるので、ノートパソコンや日用品を入れておけるように設計されている。

In & Motionは創業苛、様々なスポーツ競技のための自動作動式エアバッグシステムを開発してきた。この会社のエアバッグ技術は、スキーや乗馬などのベストにも採用されている。今回始まっているパリダカールラリーでは、この会社のベストが約30着がバイク競技に着用され、同イベントではこのエアバッグが45回膨らんだとのこと。

このエアバッグ展開技術はすべてのセンサーと管理ハードウェアを搭載した電子モジュールを中心に構築されている。電子モジュールは秒間に1000回の分析を行い、アルゴリズムで転倒を検知、予測し展開を作動させる。

さらに膨らませたときに首、胸、腹、背骨をカバーする機能が組み込まれているので、ヘルメットを保管するのではなく、ヘルメットの代わりとして開発された模様。また、スマートフォンとのアプリを連携することで必要に応じてユーザーのGPSから救急隊員に連絡することができる。

In & Motin社は大々的にプロモーションを行っているけれど、まだ開発中で具体的な値段も出していない。ヘルメットなしでも膨らむように設計されているので、ヘルメットが煩わしい、セットした髪を崩したくない、などそういった方にはうってつけでは。

自転車乗り立ての子供には是非ともつけさせたいところ。子供は結構宇危ない運転するんだ。ヘルメットは頭だけだけど、これなら上半身を守ってくれるから、需要はありそうだけど。


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