植物の声を聞くデバイスを開発したって

サボテンが人の言葉がわかるって、話をどこかで聞いたことがあるんだけれど、具体的な話はよくしらない。たしか、人の声で信号が出たんだっけ?

アースワークスって、著書に植物にも感情があるという趣旨の記載があって、ドラセナという植物に嘘発見器をつけてみた話。

葉っぱの両側に電極をつけて、精神的動揺を与えてみようとする。マッチを使って燃やしてみようと考えたところ、記録ペンが急に変化が見られた。火をつけたわけではなくて、考えただけで変化があった。

そこで、パートナーを連れてきてグッドコップバッドコップを演じてみせる。鉢植えのドラセナ相手に大の大人二人が迫真の演技を見せた。

というのも、本気にならないと反応がなかったからだ。

パートナーが思いつく限りの方法で植物に虐待をする。そこで、パートナーが虐待をするのを止めてやる。そして、ドラセナを慰めてやる。これを繰り返しているうちに、二人に対する反応が明らかに変わりだしたという。

ちなみにグッドコップバッドコップというのは、警察などで尋問をされる際、最初の警官はひたすら脅しかけ容疑者を怖がらせた後で、次の警官がそれを止めると優しい言葉で容疑者に心理的に安心感を与えて、口を割らせるという手法。

もし、そういうシチュエーションに遭遇したら、是非思い出してほしい。そういうことがあったら、すべて相手側のシナリオであるから。


シンガポールの工科大学の科学者チームは新しい技術で植物からの電気信号を受信するデバイスを開発した発表。

チームは導電性のある電極をハエトリグサにつけることにより、電気信号を送信して葉っぱを閉じてもらうことができた。ロボットアームの先端を取り付けて、針金のようなものをつかませることもできたという。

植物から届く電気信号は弱いので、接続がよくないとなかなか検出できない。この問題を克服するために使われる心電図からインスピレーションを得たという。

この植物の信号を受け取ることで、気候変動により安全を脅かされる植物の危険を察知することができ、迅速に行動がとれるようになる可能性ができる。

植物の声を聞くことが、様々なセンサーとして活躍する日が来るかもしれない。

多肉植物と話ができるセンサーをつけるおもちゃができたら、結構ヒットしそうな気がする。タカラトミーさん、作ってみませんかね。

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