【地球の地下に海がある?】マントル層に大量の水があるかもしれないぞ

深海の調査は火星や月の表面以上に調査が進んでいないとあったけれど、地球の値化も全然進んでいないといえるだろう。自分たちは地球の表面で暮らしているけれども、この地平を想像するのも、想像しきれない程に広いけれど、その下に詰まっている地下はもっと深くてなにも見えない。

新宿駅の都営大江戸線に乗り換えた時、かなり深いところまで降りたけれど、あんだけ深いと思っていても、地球規模で見たら、おそらく玉子の薄皮にも及ばないだろう。

地球の核はマグマの塊でとても熱いらしい。その中心と周囲はドロドロの岩石で常に対流している。そういう風に聞いている。だってみたことないから。


ドイツ、フランクフルトのゲーテ大学地球科学研究所の調査によると、地球の上部マントルと下部マントルの間の遷移層にはかなりの量の水が含まれていると発表。

遷移層には乾いたスポンジではなく大量の水が蓄えているという。しかも今回の研究では地表の海の6倍程の水が含まれている可能性が明らかになった。

マントル遷移層とは上部マントルと下部マントルの間にあって、深さ400-700キロにあり、マントルを構成する岩石の結晶構造が、より低温、より低圧な条件下で安定なものから、より高温、より高圧になる条件下で安定なものに変わる相転移を起こす領域。

この層には「リングウッダイト」と呼ばれる水分を含んだカンラン石鉱物があり、マントルないの圧力の中でしか形成されない元素がたくさんある。2014年にこのリングウッダイトが含まれたダイヤモンドが発見されて、水分がある可能性は示唆されていたけれど、ダイヤモンドが小さすぎたため、石の正確な化学組成を決定することが出来なかった。

今回の研究チームが調査したボツワナ産の1.5センチのダイヤモンドを調べたところ、正確に化学組成を決定するのに十分な大きさだったので、この仮説は確かなものになったという。

地球の地下には海があるとジュールベルヌの小説があって、さすがに荒唐無稽だろうと思いつつも、ロマンを感じていたけれども、もしかしたら本当に存在していて、今だ見ぬ生態系が存在していたなんてこともあるかもね。


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