【早起きは本当に得するのか】朝方と夜型人間の生産性低下を調査したぞ

早起きは三文の得というけれど、早起きしている人が近くにいないので本当に三文の得をしているのか、よくわからない。
たしかに、1時間くらい早く起きていろいろと作業していると、時間がいつもより余しているので、得した気分に。

昔は早起きを習慣にしていたのですが、仕事が変わるとやっぱりサイクルも変わって、早起きが出来なくなりました。よほどのことでないと起きられないと言うことはないですが。

早起きは得をするという本を昔は本屋さんでよく見かけたのですが、早起きがどうしても出来なくて夜に活動したほうがよく動ける夜型という人だっている。どうやら、生まれた時刻で活動パフォーマンスの時間帯が違ってくるという話を聞いたことがあるけれど、さて。


東京医科大学精神医学分野の研究グループは約1万人を対象とした調査を行い、体内時計の傾向(クロノタイプ)は不調による生産性の低下(プレゼンティズム)とは関係しないものの、睡眠の問題から生産性に影響していることを明らかにした。

クロノタイプの朝方と夜型によって、パフォーマンスの大きさは身体機能でも高まる時間がある。その時間帯に反して就労を行うと、発がんリスクや死亡率の上昇などの健康上の問題があるという。

そこで早起きは三文の得が本当に生産性向上に関連するのか、実際に8155名、平均年齢36.7歳のデータから調査してみた。

解析の結果、「遅寝」「早起き」がそれぞれ生産性低下と関連しており、具体的には1時間の遅寝で0.29%、1時間の早起きで0.14%の生産性の低下が見られた。

しかし、朝型人間にとっては、起床時刻と生産性低下に結うな関連は見られず、入眠の遅れのみが関連していた。また、夜型人間にとっては入眠時刻よりも起床時刻の早さだけが生産性の低下に関連していた。

日本の社会での定時時刻では夜型人間はとても不利だ。夜型人間にとっては早起きは何の特にもならない。

なお、1時間の早起きで生じる生産性の低下により、賃金換算で年額8000円から13500円ほどの損失になるそうな。夜型人間は早起きをしてはいけない。朝型人間は早く寝よう。

年額で10000円前後の損失を考えると、ネットフリックスやアマゾンプライムに入会できる程度の損失。

ライフスタイルを確立させて、朝方の週末は早起きで映画を見て、夜型の週末は寝る前に映画を見るのがいいですね。


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