【恐竜に羽毛が】カラフルな羽毛が生えた翼竜が見つかったぞ

ティラノサウルスに羽毛があったよって、話があったのもずいぶん過去のように感じていて、それをなんとなしにドヤ語り(なんとなく偉そうに)する放送を見て、指摘しようかなとかふと思ったんだけれど、コメントするタイミングを逸してしまった。羽毛があったという説はとっくに否定されていて、やっぱりうろこだったんじゃないのというのが最近の知見らしい。

恐竜の知見は新しい研究が見つかるたびに、その姿が変わっていくこともあるから、数年後にはやっぱり羽毛があったよって事になるかもしれない。

ティラノサウルスは腕が小さくて、ちゃんと使っていたのか考えてしまう。デカい顎を持っていたのは確かだけれど、その顎は神経が通っていて、いがいと繊細な動作をしていたんじゃないのかという説が出る。

なお、今でも恐竜の子孫は存在している。それは鳥類のことで、恐竜はその大きな身体を捨てて、小さな身体に変えて消費カロリーを少なくして、今日までこの種は生き延びてきたらしい。

鳥類と言えば、空を飛ぶ恐竜に代表的なのがプテラノドン。図鑑で何度も見たけれど、デカい翼に長く伸びたくちばし。この名前は歯のない翼という意味だという。なお、体毛もあったようで、ジュラ紀後期に生息していたソルデスという翼竜のような体毛を持っていたという。よくわからないね。身体全体に毛皮に覆われていて、密でしかも柔軟性があったという。最長でも6ミリほど。でも、爬虫類なんだよね。


Natureに掲載された研究によると、翼竜にも羽毛が生えていることが明らかになったという。体毛でなくて羽毛。しかもカラフルだったらしい。メラニン色素を調整して色を作り出している機能があるそうな。

ブラジル北東部で1億1500万年前に生息していたとされている翼竜トゥパンダクティラス・インペラトルの頭部がみつかった。この化石にはトサカの下の部分に、短い産毛と羽毛のようなふわふわした羽毛が生えていたらしい。

翼竜に羽毛が生えていたのかが議論になっていたが、この標本でついに終止符が打たれた。

イラストを見ると不必要にデカいトサカがあるんだけれど、それもまた愛らしい形をしている。このトサカで天敵を脅かしていたか、求愛行動でメスが大きさで選んでいたのかも。

この羽の色はメラノソームの形により、様々な色に変えることが出来るという。今回はこの標本に限ってのことだけれど、もしかしたら、ほかの翼竜にもメラノソームを持っている可能性があるかもしれない。

現在の鳥も色や大きさでメスを引き寄せるけれど、この翼竜の遺伝子も引き継いでいたのかもね。



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