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これで安心!海外MBA私費留学の資金術

皆さんこんにちは!ぱるすたーのTADです。
今回は私費でケンブリッジ大学MBAに進学予定のHiroさんから、私費で海外MBAを目指す場合のファンディング(資金調達)についてお話を伺いました。
これから私費で海外MBAを目指す方には勇気づけられる内容になっています。
それではご覧ください!

1. ヨーロッパの1年生私費MBA留学生に必要なお金は1,300万円*(学校によりバラツキ有)

TAD 前回の対話の中で社費選考の話から、私費留学、特にファンディングの話に移っていきました。Hiroさんがどうやって海外MBAにかかる費用をファンディングしたのかめちゃめちゃ興味あるんですけど、お話いただけますでしょうか?
Hiro 話、できますよ。 できます(笑)。 まず、ざっくり全体感をお伝えすると、単身渡航する前提の金額で、学費と現地での生活費を合わて1300万ぐらい必要です。僕の貯金でだいたい半分ちょっと、それに加えて親に200万円くらい借りました。残りは日本政策金融公庫さんにお願いしました。

2. 私費海外MBA留学のファンディングは
「貯金」が基本

TAD まずはご自身の貯金で賄った分に付いて伺ってもよろしいでしょうか?「半分を貯金で賄った」ということですが、1,300万円の半分というと650万円くらいということでしょうか?
Hiro ん-少し濁しますが、それくらいです(笑)。
TAD これはどうやって貯めたんですか?完全にキャッシュですか?
Hiro はい、キャッシュです。社会人になってから貯め始めて用意しました。
TAD 社会人の4年間で貯めたということですね。
Hiro そうですね。毎月10-15万円くらいは貯金に回していたイメージです。社会人1年目はさすがに月10万円も貯まったら御の字の状態でしたけども。
TAD なるほど。なるほど。
Hiro 私は社会人2年目が2020年だったのですが、貯金するのにコロナ禍は追い風でしたね。あとは早くキャッシュを貯めるために転職をしたのもプラスになりました。
TAD Hiroさんのビジネスパーソンとしてのミッドタームゴールは海外MBAでしたから確かに貯金をするために高年収の企業に転職するという選択は納得のいくものですね。

※HiroさんのMBAを目指したキッカケはこちらから!ミッドタームゴールとして海外MBAを目指したキッカケが書かれています。

TAD ぶっちゃけMicrosoftに移ったらかなり給料変わりましたか?
Hiro はい、そうですね(笑)。大学院出の新卒だったら、1年目から650万円もくれる会社ですからね。
TAD じゃあまあ3年目とか非常に魅力のある給料になりますね!なんかこの話、MBAを少しでも考えている就活生にも聞いてもらいたいですね。
Hiro そうですね(笑)。そういった志向があってTechにも興味がある方たちは是非Microsoft来てください!

3. ローンを借りるならまずは日本政策金融公庫
から

TAD 日本政策金融公庫についても言及頂いていましたが、日本政策金融公庫を利用したということはローン組んだということですか?
Hiro はい、そうです。 日本政策金融公庫さんは金利がとても安くてすごく良いんですよね。 確か金利が2%程度(※)なので、 満額の450万円とか借りても1年間で10万円前後の金利なんですよ。ローンを組むなら日本政策金融公庫さんがとてもおすすめです。一方、海外留学だと借入可能額が最大450万円までなので、2年生のスクールでトータルで3,000万円必要かつ1,500万円ぐらい借りたいというケースだと借入可能額をオーバーするので注意が必要です。しかし1年生のスクールであればかなり心強い金額になります。あと、1点条件があるのが日本政策金融公庫さんの場合、留学に行く本人が借りることできなくて、本人の親が借り入れる必要があります。

※2023年4月15日時点で固定金利2.25%。

TAD なるほど。
Hiro で、そうなった時に親の年収によって借りれないってパターンがあります。
TAD と、いいますと?
Hiro 個人的な見解ですが、おそらくたくさん稼いでいる家庭でしたら自分の家でなんとかできるでしょう、という感じなのかなと思っています。
TAD あ、逆にそっちですか!年収が一定以下である必要があるのですね。
Hiro そうです。その点、私は全然問題なく借りることができました(笑)。
TAD 他にも借りる選択肢はあったのですか?
Hiro もちろん他の銀行さんとかでも借りようと思えば借りれるし、学校側でも外部のローンを紹介してもくれます。それらのローンは申請したら多分通るし、なんなら大金も貸してくれると思うんですよ。ただ、やっぱり金利が高いと思います。2%とかの次元ではないと思います。
TAD まあ、そうすると日本政策金融公庫様に頼むのが、ベターだということ?
Hiro 私の中だとその結論になりました。

4. 奨学金を目指すなら第一ラウンド

TAD ちなみにHiroさんは奨学金は考えなかったんですか?
Hiro そうですね、私は3rd Roundで出願したのですが、1st Roundである程度決まっていないとApplyできる奨学金がかなり限られる印象です。
TAD なるほど。
Hiro でも私は神山財団の奨学金には応募しました。締め切りが2023年4月2日でしたので、現在結果待ちの状態です(2023年4月15日時点)。神山財団の奨学金は1年あたり上限100万円で、2年間でMax200万までは出してくれますが、1年のスクールは当たり前ですが1年分しか出ません。また、神山財団の場合は「応募段階で最低1校は合格が出てること」という条件があったような気がしています。
TAD 100万ってでかいですよ。全然違いますね。
Hiro そうですね。なので一応資金集めは大体できていましたが、出せるなら出そうと思って神山財団さんには応募しました。これが私の中では最後の資金集め手段でした。まぁこれからあらゆる賞金付きクイズ番組に出まくるとかもできますけれど(笑)。
TAD 賞金稼ぎみたいな。
Hiro クイズミリオネア、もう1回やってくれないかな~!やってくれたら300万円とかのタイミングで、迷わずドロップアウトします。番組的にはシラケるかもしれませんが(笑)。
TAD (笑)

5. おわりに - 私費MBA留学とコスパの話 
「お金は本当に諦める理由ではない!」

TAD ちなみにファンディングの話からは少しずれますが、私費で行く海外MBAはコスパが多分良くはないという意見もあります。Hiroさんはコスパとかって考えなかったんですか?
Hiro 考えたことないですね。
TAD なるほど。
Hiro これはMBAに限らず哲学的なものの考え方に多分なっちゃうと思うんですよね。そもそも日常生活でもそんなにコスパって考えなくて、ある程度以上いいものになってくると、それなりのお金はかかっても仕方がないと考えています。
TAD なるほど、Hiroさんらしくて興味深いです。
Hiro あとはやっぱり「自分が払いたい!」って思ったら、私はいくらでも払います(笑)。例えば、そんなに面白くない人と3,000円の居酒屋行くと「3,000円も払うのか...」ってなりますが、話していて楽しい人と飲みに行くと10,000円でも全然惜しくないです。楽しい後輩とかであれば「今日は僕が全部出すよ」って言って払います(笑)。
TAD なるほど!すごく素敵な例えですね。最後はちょっとそのお金に対する価値観の話まで聞いてしまったんですけど、結論としては私費で行こうと思ったときにお金は計画的になればなんとかなるということがHiroさんのお話を聞いてよくわかりました。皆さん計画的にMicrosoftにも入りましょうと。そうなるとMicrosoftに入る方法みたいなのを今度聞かなきゃですね(笑)。
Hiro Microsoftに入る方法ですか、これは就活性やTech Guys向けに記事にしますか!
TAD この次どんどん次々話さなきゃいけないことが増えますね(笑)。
Hiro 増えちゃいますね(笑)。
TAD わかりました。ありがとうございます。
Hiro あと、最後の最後にもう一言だけ。「MBAに行きたい!」という気持ちが先行している私費の方の多くは「でもお金が...」と嘆かれると思います。ですが正直ある程度ちゃんと社会人として働いていてMBA目指される方であれば、実際お金はどうにかなるものだと思います。石橋をめっちゃ叩いてからでないと渡れない人にはあまり響かないかもしれませんが、ある程度「えいやっ」で前に進める方はこの点を覚えておいてください。もちろん借りたら後で返さなければなりませんが、MBAを完全に諦める理由にはならないと思います。現に私も必要金額の半分くらいしか溜めていなかったので。それに比べたらGMATの方がよっぽどノックアウトファクターになり得ますからね。
TAD あぁ思い出したくもないですね(笑)。
Hiro それは同感です(笑)。

TAD でもそろそろテスト対策の話もしていくタイミングになってきましたね。
Hiro そうですね、では次回からテストの話しましょうか。まずは、IELTSからでどうでしょうか?
TAD いいですね、そうしましょう!

というわけで、次回はIELTSの話をしたいと思います。具体的なテスト対策というより、まずはIELTSの全体像(テスト形式、試験会場等)に関してお話していけたらと思います。それでは次回をお楽しみに!


↓HiroさんやTADの自己紹介はこちらから!


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