私がスペシャルティコーヒーにハマるきっかけになった、5つのお店
こんにちは。parkly coffeeの須賀です。
今となっては毎日、スペシャルティコーヒーの味わいの違いを楽しんでいるわけですが、最初は例に漏れず「コーヒー = 苦い飲み物」と思っており、お店ごとの違いなんてわかりませんでした。
でも毎週のように色々なお店でコーヒーを飲むようになり、いくつかのきっかけでスペシャルティコーヒーに目覚めるようになりました。
今日はちょっとラフに。私がスペシャルティコーヒーを好きになるきっかけとなったコーヒーショップを、5つご紹介します。
CAFE FACON
ネルドリップの名店、アンセーニュ・ダングルなどで修行を積んだ店主が開いた、スペシャルティコーヒー専門店。
中目黒に本店を構え、代官山にも店舗兼ロースターを営業しています。
本店に関しては、路地裏の3階で正直分かりづらい立地にあるにも関わらず、現在は階段に行列ができるほどの人気店です。
初めて訪れたのは、学生の頃。たまたまネットで知ってふらっと入りましたが、いわゆるスペシャルティコーヒーと呼ばれるものを飲んだのは、ここが初めてだったと思います。
それまでコーヒーは苦い飲み物、という印象でしたが、ここではそこに甘さやフルーツ感のある、複雑なフレーバーを感じられました。
またネルドリップで淹れたコーヒーは、口触りがトロッとしていて、上品に感じられ、コーヒーの奥深さを知るきっかけになりました。
訪れたのは随分と前ですが、あの時の高揚感がきっかけでスペシャルティコーヒーにハマったのは、今でも忘れられません。浅煎りだけでなく中煎り、深煎りなど種類も豊富なので、浅煎りに慣れていなくても美味しく飲むことができると思います。
LIGHT UP COFFEE
吉祥寺に本店を構える、自家焙煎シングルオリジンコーヒーショップ。現在は下北沢(世田谷代田)に店舗を、三鷹には焙煎所兼カフェも構えています。
というミッションを掲げており、その一杯で今日1日をハッピーに過ごせそうと思える、素敵なお店です。
産地ごとの個性を出しつつも、毎日飲んでも飽きないと思える優しいコーヒーが多い印象で、そのコンセプトも凄く惹かれます。
ここで初めて飲んで衝撃を受けたのは、ブルンジ ブジラ ナチュラルプロセスのコーヒー。この一杯が、国や生産地、品種、精製方法などでの味わいの違いを意識するきっかけになりました。
味わいは、葡萄ジュースや赤ワインのような果実味溢れるジューシーな味わいで、それでいて重さを感じず、すっきり飲める味わい。こんなフルーティーでジューシーなコーヒーがあるんだ、と衝撃を受けました。
また、代表の川野さんはYouTubeやnoteでも積極的にコーヒーに関する発信をしており、それが初心者でもめちゃくちゃ分かりやすい。ハマり立ての時から今まで、ずっと見続け、勉強させてもらってます。
AKHA AMA COFFEE
2010年に、タイのチェンマイにオープンしたコーヒーショップ。アカアマコーヒーと読みます。チェンマイには2店舗、そして初めての海外出店で、東京の神楽坂に店舗を構えています。
取り扱っているコーヒー豆は全てタイで生産したもので、日本では珍しいお店。
初めて訪れた時に飲んだのはカフェラテですが、その独特なフレーバーに驚きました。
カルダモンを思わせるスパイシーなフレーバーがミルクとバランスよく調和して、これまでに飲んだラテとは一線を画する。タイならではの圧倒的個性を感じ、感動を覚えましたね。。
内装も素敵で、長居してしまう、素晴らしいコーヒーショップです。
FIVE COFFEE STAND&ROASTERY
東京の下町、谷根千エリアにある小さな自家焙煎珈琲店。店名のFIVEは、5坪の店内だからだそうです。
ここで飲んだのは忘れもしない、ブラジル グアリロバ農園の浅煎り。
もともとブラジルのコーヒーは、ナッツやチョコレートのような、落ち着いた味わいのものが多い印象でした。個人的にナッツが苦手なので、ブラジルのコーヒーは避けがちだったんですよね。
しかしここで飲んだグアリロバで、ブラジルのコーヒーに対する捉え方が180度変わりました。
飲む前からレモングラスのようなハーバルで華やかな香りを強く感じ、飲むとさらにそのフレーバーを強く感じられる、長い余韻が続く。ブラジルのコーヒーってこんな味わいのものもあるのかと、価値観を覆された一杯です。
なお、私たちが始めて焙煎をしたのは、こちらのお店のシェアロースティングです。焙煎の考え方から、細かく丁寧に教えていただきました。
店主さんが元会社員で、脱サラしてこのコーヒースタンドを始めたというのも素敵です。
COFFEE COUNTY
スペシャルティコーヒー界隈では超有名、福岡のCOFFEE COUNTYさんです。
2013年に福岡の久留米市でオープン。現在福岡県内に3店舗、今年には東京 下北沢にも店舗をオープンしています。
初めて飲んだのは学生の時。スペシャルティコーヒーにハマり、家でドリップをするようになってから、オンラインでCOUNTYの豆を購入しました。
中南米の豆だったと思いますがどこの国かは忘れてしまいました。が、その味わいは今でも鮮明に覚えています。柚子や温習みかんのような、日本の甘さのある柑橘の味わいに、日本茶のような優しい余韻。
スペシャルティコーヒー、浅煎りのコーヒーって「フルーティーでジューシー!」だけでなく、こんなに甘くて、寄り添ってくれるような優しさがあって、日本人の口にスッと合うコーヒーがあるんだと、感動しました。
その後、あの感動を忘れられず福岡に赴いて飲みにも行きました。
店舗も洗練されていて、接客も丁寧で、何をとっても最高。だけど毎日通えるような、良い意味で敷居の低さが居心地良く、ああ本当に素敵だなあ、と涙が出そうな想いでした。笑
今は東京にも店舗がオープンしたので、もっと身近になって嬉しいです。
コーヒーを知るには、沢山のお店で飲むこと
コーヒーの味の違いを知り、もっとスペシャルティコーヒーを楽しむには、やっぱり色々なコーヒーを飲んで、その違いを知ることがいちばんの近道だと思います。
現在はスペシャルティコーヒー専門店がかなり増えているので、意外と身近な場所にもたくさん。
ぜひ、色々なお店に行って違いを楽しんでみてください!
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