木村カエラというノスタルジー
なんとなくお風呂から上がり、YouTubeを開いた。
するとYouTubeで、KAELA presents 「SEVENTEEN LIVE」という映像が配信されていた。思わず懐かしさが身体中を駆け巡った。既に配信されて60分が過ぎており、終盤だったけどなんだかこのタイミングで見れてよかったなという気分になった。
終盤に入り「バタフライ」という結婚式にとても似合う曲が流れた。映像の横のチャットは盛り上がりを見せていて目まぐるしくメッセージが下から上に駆け上っていった。
どうやら17周年とのこと。僕の木村カエラのイメージはこのバタフライが発売されていた頃のまま止まっていて、大学生の頃を思い出す。
そのため曲を聴いたら大学のことを思い出した。話は大学時代。
僕の大学に入ってからの友達がある日、大学に来なくなった。仲良かった友達3人だけにメールで「またちょっと落ち着いたら話すわ。」と一言だけ。残った僕を含め3人は心底心配して、何かあったのか。何か僕らにできることはないだろうか。とキャッチボールをしながら話し合っていた。日が暮れると友達の家で宅飲みをしながら、今何しとるんやろうなーと考えながら朝までお酒を飲んだ。大学生という20年くらいしか生きてこなかった中での経験で最悪の場合まで想像した。
そうするとある日友達から連絡があり、僕たち4人は集結した。
その彼が重たい空気の中、切り出した。
「実は子供ができて、相手の親御さんに挨拶しに行ってた。」とのこと。顔を見ると彼は愛嬌のある笑みを浮かべていた。僕らは心配して損したわ!と笑いながら安心していた。なにせ悪い話ではないどころかおめでたい話だからだ。ただ、当の彼は相手の親御さんと自身の両親には学生の身分での妊娠に関しては色々お説教を食らったようだが。それでも彼の顔は明るかったし、嬉しそうで僕ら4人は心から笑った。彼は先輩ヅラして「みんなちゃんとゴムつけろよ!」と言っていてお前がいうなよと総ツッコミを浴びていた。
それから半年も経たずして、彼と彼女の結婚式に招いていただいた。
僕らは関西圏の大学で式場は和歌山県。次の日のお昼に挙式があるのを目掛けて、夜に集合してレンタカーを借りた。そこで長旅になるのでみんなでTSUTAYAに行ってCDをたくさん借りた。その中に木村カエラのアルバムを3枚くらい車に積んでいた。その車中で木村カエラを聴いていた。海辺で朝日を浴びて、海辺にあった水道水で頭を洗って眠気を覚ましたり、The 大学生というものを意外と自分もやっていたことを今日思い出した。
やっぱり音楽のちからは偉大で、そんな大学時代のどこに閉まっていたかわからないような記憶も呼び起こしてくれる。今日のYouTubeの木村カエラの配信に出会ったことでそんな素敵な思い出も蘇ってきた。
このコロナ禍が落ち着いたら、懐かしい友達に連絡をしてみよう。
それを楽しみにまた明日から頑張ろう。
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