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さまざまな業態の施工に関わることができる“parkERsの施工監理”という仕事の面白さをインタビュー!

「日常に公園のここちよさを。」をコンセプトに、都市に花や緑のある空間を作る空間デザインブランドparkERs。現在、施工監理を担ってもらえるメンバーを募集しています。
植物のある空間デザインに興味がある、ルーティンワークでの施工ではなく、植物を使うなどこだわりのある空間の施工をしてみたい、そんな方にparkERsの施工という仕事に興味を持っていただければと、共に前職は施工会社で施工管理(営業設計)に従事した経験を持つparkERsの現役の施工監理担当と空間デザイナーにインタビューを実施しました。
空間づくりの川上から関わることになるparkERsの施工監理の業務を、現場で体験したエピソードを交えながら話してもらいます。

今回インタビューする人はこちら。

施工監理担当/長嶋淳平さん

前職では店舗の内装施工を5~6年務め、営業設計担当として受注から引き渡しまでの一連の業務を経験。植栽を中心とした心地よい空間づくりに施工の立場で携わりたいと、2021年にparkERsへ入社。手がけた物件は、・SUMUFUMU TERRACE立川(2021)Mys Fitness(2023)など。

空間デザイナー/前田藍さん

アパレル店舗の設計施工、アンティーク家具を扱う事務所で空間デザイン、その後設計事務所でオフィス設計を経験し2020年にparkERsへ入社。手がけた案件は、・KITOKI(2022)NAKANIWA(2023)など。

共に前職で内装施工の会社で施工管理に携わってきた経験があり、parkERs入社時期も半年違いという二人は、parkERsの施工監理担当と空間デザイナーというそれぞれの立場で、同じ案件に関わり意見を交わし、協力し合う関係で互いを「戦友」と呼び合うほど。入社後に感じた「parkERsの施工監理」の他社との違いや面白さを、デザイナーと施工監理の視点で話してもらいました。

parkERsへの転職の決め手

ーーー主にショッピングモールに入っている店舗の施工管理の仕事を、営業設計の立場で数多く手がけてきた長嶋さん。parkERsに興味を持ったきっかけは何だったのですか?

長嶋さん:
どこかの施工現場で、たまたま植栽工事を見かけて「そうか、同じ工事でも、植栽を扱う工事もあるんだな」と、その時初めて気づきました。ちょうどその頃、鉄骨などの人工物に囲まれた空間に息苦しさを感じることがあって、率直に、植物に囲まれているのは豊かな感じでいいなと思いました。そこから植栽の施工に興味を持つようになり、『植物』『施工』というワードで転職サイトを見るようになりました。

ーーー植物とか、自然への興味がもともとあったのでしょうか?

長嶋さん:
小学校の頃は虫が好きで、空き地でずっと遊んでいた記憶はあります。地元新潟の自然の中にいたから、自然は「常にそこにあったもの」で好きという自覚はありません。故郷を離れ、それと同時に自然と離れたから感じた「息苦しさ」だったのかもしれません。また、離れたからこそ気づいた植物の「豊かさ」でもありました。

転職活動を本格的にスタートした時は、『植栽を中心とした施工をする会社』を条件に探して、その中でparkERsが一番植物好きが集まっていそうで、いろいろな記事から働いているメンバーが、会社のことを誇りに思っている印象を受けました。

ーーーご入社後はparkERsの施工監理のプレーヤーとして活躍していますが、実際にparkERsの空間を施工してみていかがですか?

長嶋さん:
parkERsは変わったデザインが多く、仕上げもフォーマットもある程度決まっているような施工とは違います。最初の案件は、全部がチャレンジでした。parkERsの代名詞ともいえる水の什器を見たのも初めてだったので、すべてが手探りの状態で大変でした。

parkERsがつくる水景什器

parkERsが大切にしている空間デザインの考え方は、「公園=風景+人」。
木漏れ日や風のそよぎ、水音などの公園の要素に、“人”の存在や居場所が加わって初めて
心地よい公園の風景が生まれる、と考えています。

parkERsのデザインと施工

長嶋さん:
デザインの中心にたくさんの植物を使っているのもparkERsの空間デザインの特徴です。それに加えて、水什器やHamon Lampなど、常に挑んでいる感覚があります。毎回、次はどんな提案書が出てくるのか楽しみです。時には「これいいですね!」と心の中で叫びたくなることもあります。

Hamon Lamp/parkERs original Product
波紋ランプの揺らぎはコチラ

前職の経験では、店舗の内装だったのでブランドデザインが決まってますし、同じような什器をあとはどうレイアウトするかを求められましたが、どうしてもこなしている感じがしていました。parkERsでは、空間デザイナーから「こんなの作りたいんだけど!」と相談されて仕組みを考えることもあります。

渡された図面のとおり施工することが前職ではほとんどでしたが、一度自分で理解して、空間デザイナーと作り上げていけることはparkERsの施工監理の特徴だと思います。

**エピソード1**

長嶋さん:
前にオフィスの中にブランコを作るという案件がありました。今まで経験がなかったので、一から調べまくりました。DIYでブランコを作っているHPや、耐荷重の問題や安全性の確保を業者さんと詰めていったりとか、部材はこれ使おうかとか全部決めていって、取扱説明書まで作りました。小さなプロジェクトでしたが、今までやったことがなかったし、自分で全部調べて最後にちゃんと形になったというのがものすごい達成感でした。
parkERsの施工監理の仕事は、今までやってきた施工とは全然違うなと感じたエピソードです。

ーーーparkERsのオフィスには普通にブランコがあります。珍しいことだとは思いますが、作るのも難しいのですか?

長嶋さん:
難しいです(苦笑)
まず普通の施工会社であれば「ブランコを作る」というところで却下されます。そこを柔軟に受ける、もしくは自ら提案していくのがparkERsなんです。parkERs officeのブランコもいくら提案しても導入してくれる先がなかったため、自分たちのオフィスに作ってみたのが始まりだったと聞いています。様々なお客様のご要望に「そんな危ないの作っちゃダメでしょ!」と普通ならなるところを、「なるほど面白そうですね、やりましょう!」と前向きにアイデアを出していくスタンスは、parkERsの魅力だと感じています。

parkERs officeのブランコ席

チームでつくるデザイン

ーーー設計寄りの仕事もparkERsの施工監理はするようですが、デザイナーとしてその点はどう見えていますか?

前田さん:
parkERsのデザインはチームでつくるイメージです。プロジェクトの序盤からプロデューサー・空間デザイナー・プランツコーディネーター・施工監理のチームメンバーでデザインを組み立てていきます。空間デザイナー一人の力では個人の頭の中にあるものしかできなくて、クリエイティブで植物が好きなメンバーが揃うチーム内の相乗効果で120%のものができると感じた案件がいくつもありました。

自分一人ではたどり着けない選択肢を社内から得られるというのは、とても有難く感じています。長嶋さんは、一緒にデザインを良くしようとしながら施工監理をしてくれるのでとても信頼しています。

長嶋さん:
これからも、頑張ります(笑)!

社内ミーティング風景

ーーーparkERsの仕事は植物好きでないと難しいのでしょうか。
美大や芸大でアートを勉強していた人、生態系を研究していた人、モノづくりが好きな人などクリエイティブなメンバーは揃っていますが、皆さんそれぞれ始めから植物が好きな方ばかりではないように思います。

前田さん:
これは持論ですが、parkERsのメンバーは根っこ部分では自然や植物を求めている人が集まっていると思っています。
どんな空間がつくりたいか、テイストや好きなデザインというのはそれぞれですが、前住んでいた場所、前の記憶を思い出したときにその空間を鮮明に覚えていなくても、その背景になるものも人によってそれぞれあります。
誰もが懐かしむその背景をつくるのは、やさしい気持ちや思いであって、だからこそつくられた空間・時間が「いい思い出」になるのではと思っています。parkERsメンバーの記憶の背景には、きっと自然や植物から感じた「いい思い出」があります。

その「いい思い出」を、「植物の力」を借りて優しい洗練された上質な風景として実現しているのがparkERsであって、それは同じ記憶の背景を持つチームメンバーがいるからこそ実現できるのだと思います。

長嶋さん:
前田さんのデザインには、自然素材をそのまま使うものが入っていることがあります。それはparkERsならではだと思ってるし、守りたいところだと思っています。どうにかして残せる形がないかと一緒に模索して、実現できた時は、施工監理担当として嬉しく感じます。

ーーー内装施工の会社での施工管理の仕事の中ではそういったことはなかったのですか?

長嶋さん:
ほとんど一人で動いてました。
そういう意味ではparkERsの施工監理は分業している感があり、前職との圧倒的な違いを感じます。

parkERsの施工監理業務

<parkERsの案件進行の中での施工監理の動き>

①プロデューサー(営業)が問い合せなどから案件に繋げてきます。内容如何では初回ヒアリングから同行します。
②案件スタートのキックオフミーティングがあり、プロジェクトの概要やお客様のご要望・想いをプロデューサーから共有されます。
③空間デザイナーとプランツコーディネーターが考えたコンセプトを、プロデューサーを含めたチームメンバーで一緒に確認していきます。
④社内で案件の提案内容を決めるミーティングを繰り返します。並行して、外部の施工パートナーと一緒に内容確認を進めていきます。
⑤提案内容に合わせて内容と金額を調整し、同時に外部の施工パートナーとの諸々の調整を行います。
⑥お客様と現場との納品に向けた打ち合わせを繰り返します。
⑦契約
⑧着工準備
⑨工事立ち合い
⑩引き渡し

長嶋さん:
parkERsの施工監理はデザインの川上、つまりコンセプトを決める段階から入ります。お客様との打ち合わせもチームメンバー4人で行くこともありますので、それぞれの専門的視点で工夫や修正、協議ができます。契約に至るまで社内でのミーティングも繰り返しますので、案件への思い入れが大きいです。

現場が始まってからも、プロデューサーは全体のマネジメント、デザイナーは仕上げの確認や設計との打ち合わせ、プランツコーディネーターは植物環境の状況を見て、施工監理は施工に関する部分を外部のパートナーと詰めて、工事の遅れがないか、現場で問題は起きていないかを確認します。ここでいう外部パートナーは施工会社さんで、現場施工を一人で背負うのではなくパートナーと一緒に動けることは大変心強いです。

ーーー外部の施工パートナーの協力があるからこそ、parkERsの施工監理としての動きができるということですか?

長嶋さん:
そうですね。安心して制作してくれるパートナーがいるので、「これをどうやって作ろうか、どうしたら作れるか」とデザイン設計に関わる時間が取れています。

外部の施工パートナーとの信頼関係

長嶋さん:
僕らは現場では主に全体の調整役を務めているので、現場における大工作業や、どうやったら段取り良く作業が進められるのか、どんな作りにすればこの構造が成り立つのかなど、外部の施工パートナーの知恵や技術をお借りしないと完成しません。そういった部分をご助力いただけることには感謝していますし、尊敬するのと同時の自分たちの学びにもなっています。

外部の施工パートナーからしたら、parkERsのやろうとしているモノづくりや空間作りは変わったデザインが多いので、「面白いものをつくりたい」「これどうやったら作れるんだろう」「実現できたら面白そう」といった興味を職人さんが持ってくださり、一緒に楽しんでモノづくりをして下さっているような気がします。
また、今までなかった新しいものを作ろうと、細かいところまでデザインにこだわっているparkERsの姿勢にも共感して下さっているのかなと思います。

前田さん:
以前ですが、ある施工パートナーのお一人が「常識をひっくり返しましょう!」とおっしゃってくれたことに驚きました。水を使った什器や、見たこともないプランターなど、リスクを理解しながらも一緒に楽しんでくださる職人さんのようなパートナーが多いと感じています。

私たちは一人では何も作り出せない立場なので、この面白さに対する外部パートナーの理解と協力が不可欠で、大切にしなければいけないと日々感じますし、あらゆる分野のプロフェッショナルに頼りながらも、お互いをリスペクトできる関係でありたいと思っています。
そのためにはこちらがこだわりを持って、誠実に頑張る姿勢を見せないといけないと思います。

**エピソード2**

長嶋さん:
前に現場で、一人で何箱も運び込んでウッドチップを敷く作業をしていたら、同じフロアで他の作業していた業者の方々が「ナニコレ!?」と見に来て、ウッドチップを床に敷きつめるデザインであることを説明すると、「面白い!!」と皆さん興味津々に踏み始めて、最終的にはウッドチップの入っている箱を運んで開梱して、踏みならしてくれたことがありました。

今まで何の関りもなかった人同士であったのに、「人の心が動いた!」ような感じでした。僕らの施工はそういう要素がある。いろいろな施工の現場で、それを見た人たちの気持ちが動いた感じが見れるのは、parkERsの施工監理の醍醐味かもしれません。
「何を作っているんだろう、あの会社」と思わせるparkERsのデザインは、モノづくりに関わる人たちを自然と巻き込んでしまうワクワクがあると思います。

植物と木漏れ日と水の音が融合するparkERs office
parkERs officeは詳しい様子は動画でもご覧いただけます。→ コチラ

parkERsのワクワク

ーーーparkERsのそのワクワクするコンセプトやデザインはどうやって作っているのですか?

前田さん:
一例ですがレジデンスの案件であれば、プランツコーディネーターがその場所に関するものすごい量の資料データを送ってきます。人が過ごす場所だからこそ、その場所の歴史や生育植物や環境推移など、場所の記憶やルーツを取り入れたコンセプトの提案だとしっくりハマることもあります。

長嶋さん:
「場所の記憶」っていい言葉ですね。
場所の記憶の要素が入った提案書を見ると、まずコンセプトを伝えるストーリーに興味が沸きます。

前田さん:
その場所に新しい記憶を残すための背景になる空間デザインをどう実現するのかをチームメンバーで詰めていくことで、他にはないparkERsらしいオリジナルのワクワクするものになるのではないでしょうか。

どんな人がparkERsで楽しめる?

ーーー最後になりますが、parkERsの施工監理はどんな人が向いていると思いますか?

長嶋さん:
いろいろな意味で柔軟な人。役割を超えて意見を求められることが多いので、難しいアイデアに対して「そんなの無理!」とならずに、まずはどうやったらできるのか考えてみようと思える人であれば、楽しめると思います。今、「施工管理」職として施工に関わっている方で、よりデザイン設計側の仕事もしてみたいと思う人には魅力的だと思います。

前田さん:
parkERsは、プライベートも大切にしながら、やっぱり仕事も全力で楽しみたい人が集まっています。植物のある空間が好きな人で、枠にハマらずいろいろなジャンルの施工がしてみたいと思っている方には相当面白いと思います。レジデンス・オフィス・店舗それぞれに特化した会社がほとんどの中、こんなに様々な業態を経験できる会社はparkERsしかないと思います。
ぜひ、チャレンジして欲しいです!

長嶋淳平さんと前田藍さん

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こだわりを持って、心地よさを提供できる環境がparkERsにはあります。インタビューを読んで興味を持たれた方は、是非リクルートサイトからエントリーをお待ちしております。一緒に「日常に公園のここちよさを。」より多くの人に届けていきましょう!

【キャリア採用/正社員】parkERs 施工監理


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インタビュー企画/記事執筆:クリエイティブ室 採用教育担当 吉田


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