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地元素材にこだわる専門店 Park Coffee&Bagel 福井県産小麦粉「ふくこむぎ」を使った優しいベーグル

コンセプトは、「食べる人に優しい」ベーグル

Park Coffee & Bagel(以下、Park.)で提供するベーグルは、食べる人にとって優しいフードを目指し、お店で心を込めて手づくりしています。私たちは、地元福井県産の小麦粉「ふくこむぎ」を使うこと、優しい食感で子どもから年配の方まで安心して食べられるベーグルであることにとことんこだわっています。ベーグルといえば、ニューヨークベーグルのような弾力のあるハードな食感、というイメージが強いかもしれません。Park. では、ベーグルらしいもっちりとした歯応えがあり、かつ幅広い年齢層の方が食べやすい「もちっと、ふわっと、カリッと」した食感のベーグルを提供しています。この独自の食感にたどり着くまでには、フード開発における試行錯誤がありました。


10年かけて開発された安心安全な小麦粉「ふくこむぎ」

Park. のベーグルは、もっちりとした弾力とふわっとした柔らかさを感じる口あたりが特徴です。その独特な食感の秘密は、使用している小麦粉にあります。Park. のベーグルに使っているのは、福井県産の小麦粉「ふくこむぎ」。「ふくこむぎ」は、福井県立大学で10年にも及ぶ年月をかけて開発された小麦です。外国産の小麦粉が多い中、安心安全な国産小麦粉を食べてほしいという開発者の想いと長い年月をかけた研究成果によって誕生しました。ベーグル作りで最も大切な素材の一つである小麦粉に、この「ふくこむぎ」を使うことで、生地に柔らかさを加えられるのです。

福井県産小麦粉「ふくこむぎ」


小麦粉の絶妙な配分で作る独自の食感

パン作りに欠かせないのが小麦粉。小麦粉は大きく分けると、強力粉、中力粉、薄力粉の3種類に分類されます。強力粉は、タンパク質やグルテンが多く含まれ、水で練ると弾力と粘り気が強くなり、もっちりとした食感の仕上がりになります。
小麦粉にはたくさんの種類があり、どの小麦粉を使うかによって生地の仕上がりに影響するので、その選択はとても重要です。Park. のベーグルは、複数の小麦粉をブレンドして使っています。1つは、ベーグルとしてのもっちりとした弾力を出すため、タンパク質の多いもっちり系の北海道産小麦粉を選んでいます。ただ、それだけではふわっとした優しい食感を表現できません。「もっちり」と「ふわっと」を併せ持つ食感を実現するために配合したのが「ふくこむぎ」です。

ふくこむぎを使った「プレーン もちふわベーグル」

配合の割合は、小麦粉の種類、何%配合するか、温度帯、時間帯、持続可能な作り方なのかといった点も踏まえて、およそ100通りのパターンを試しました。国産小麦粉の中から10種類に絞り込み、さらにそこから20ほどの配合パターンを考えて、それらを試しながら最終的に候補になった3パターンの中から決定したのが、「ふくこむぎ」と「春よこい(北海道産)」をブレンドした配合です。ふくこむぎは全体の2割弱程度ですが、この僅かな違いがとても大きいのです。ふくこむぎが入っていることによって、他にない独自の食感のベーグルに。もちっとしているけどふわっと柔らかさも感じられる、ハードすぎない食感に仕上げることができます。店舗では、北海道産小麦粉・春よこいを100%使用したもっちり度が高いベーグルもご用意しています。ふくこむぎ入りのベーグルとぜひ食べ比べてみてください。

春よこい100%で作った「むっちりプレーンベーグル」


地域の農業に対しても優しい店でありたい

Park.では、安心安全なフードを提供することに加え、地元の食材を使うことも大切にしています。そして、福井県のローカル食材をただ使用するだけでなく、地域の農家の方々とよい関係を作りながら運営できる店でありたいと考えています。天気や温湿度が品質に強く影響するため、農家さんは年間を通して常に生産物の管理に気を配られています。もちろん一般的な収穫時期はありますが、それぞれの農家さんの収穫のタイミングに合わせて、鮮度の高い状態で作物を仕入れるのは簡単ではありません。野菜を受け取る店側も、農家さんから「今、この野菜があるよ」と声をかけていただけるありがたさに感謝しています。
Park.は地域の農業に対しても優しい店であることを目指し、地産地消に取り組んでいます。そして、ふくこむぎをはじめ、地元の旬の食材、安心安全な素材を使ったベーグルを日々作り続けています。心がほっとあたたかくなるような優しいベーグルを、みなさんに食べていただけたら嬉しいです。

Park Coffee&Bagel
Instagramで季節のベーグル、営業日などお店の情報を配信中です。


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