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ワーホリ ビザでPACS!

Bonjour!

パリ在住のボンビーガールです。

今回は2019年にパリでPACSをした時のお話をします。

*お住まいの県によって手続きや必要書類が異なると思うので、細かい詳細は、ご自身でお住まいの市役所にお問い合わせください。
フランス大使館のPACSについてのページ↓
https://www.fr.emb-japan.go.jp/itpr_ja/pacs.html

私はパリで2019年にPACS(連帯市民協約)をパートナーと結びました。その時に持っていたビザは、ワーキングホリデービザです。
ワーホリ ビザで渡仏して、書類を集めて約3ヶ月後に協約を結びました。しかし、この道のりがなかなか一筋縄ではいかず、役所でたらい回しにされ、とても大変でした...。なので、ここに私の経験を覚えている範囲で、書いていきたいと思います。

1:渡仏前に取得すべき書類

まず、渡仏する前に日本で用意した書類です。

・戸籍謄本
・戸籍謄本のアポスティーユ(県によって必要な場合とそうでない場合がある)
・身分証明書(破産、禁治産、準禁治産の宣告、後見登記の通知を受けていない
 旨の証明書)

これらの書類は発行してから6ヶ月後に期限が切れてしまいます。もしすでに渡仏してしまっている場合は戸籍謄本やアポスティーユなどは、ご家族に日本から郵送で送ってもらう方法があります。
私の場合、パリ市でPACSを申請したので日本の外務省で戸籍謄本のアポスティーユをつけてもらう必要がありました。
外務省(アポスティーユについて)↓
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/page22_000548.html

2:渡仏後にすべき事

渡仏後、『アポスティーユ付きの戸籍謄本』と『身分証明書』を在仏日本大使館に翻訳をしてもらいます。こちらのサイトで見れます。同時に出生証明書(Extrait d'acte de naissance)を作成してもらいます。
フランス大使館(翻訳について)↓
https://www.fr.emb-japan.go.jp/itpr_ja/honyakushomei.html

この手続きが済んだ後、住んでいる区役所にPACSの必要書類をもらいにいきました。私の場合、この区役所が日本人とのPACSに対応したことがほとんどなく、後々厄介なことになります...。笑 
その問題となったのは『慣習証明書(Certificat de coutume)』です。大使館のサイトなどには、日本国籍者の場合は『慣習証明書=仏語翻訳付きの戸籍謄本及び、身分証明書』とあるのですが私の行った区役所では、却下されたのです!!

理由は、身分証明書に『独身である(celibataire)』の表記がないため。
(出生証明書に独身であることが記載されているのに...担当者や市、県によって必要書類が異なるとはこのこと...フランスあるあるですね。)

何度もパートナーが区役所の担当者に『日本国籍者は慣習証明書に相当する書類がない。』ということを伝えてもらったのですが、彼らもあまり日本人とのPACSの対応をしてこなかったのか、『日本大使館に聞いてください』の一点張り。
仕方がないので、在仏日本大使館に出向き区役所で言われた内容を説明すると、『独身を証明する書は日本にはPACS制度がない為、結婚する時にしか発行することができない旨の書』を作成してくれました。
結果、この証明書を持って行ったら納得して受理してくれました。

3:役所での必要書類

パリの市役所で必要だった書類は、こちらです。↓

(日本人)
・仏語翻訳された戸籍謄本(アポスティーユ付き)(6ヶ月以内)
・仏語翻訳された身分証明書
・慣習証明書を発行しない旨の証明書(私の区役所の場合)
・PACS申請書兼誓約書(血縁関係になく婚姻もしていないという誓約と共同誓約書 ) https://www.formulaires.service-public.fr/gf/cerfa_15725.do
・仏語の出生証明書(Extrait d'acte de naissance)
・パスポート(原本とコピー)
・ビサのページ(コピー)

(フランス人)
・出生証明書(Acte de naissance)
・身分証明書(原本とコピー)(Carte d'identiteまたはパスポート)
・PACS申請書兼誓約書(血縁関係になく婚姻もしていないという誓約と共同誓約書 ) https://www.formulaires.service-public.fr/gf/cerfa_15725.do
(共同)
・PACS契約書↓
https://www.service-public.fr/particuliers/vosdroits/R48755
・住居証明書

*PACSをする前に役所に行くと必要書類をもらえるのに加え、PACSの手続き内容などを詳しく教えてくれます。PACSを結ぶのに予約も必要なので、時間があれば直接出向き予約をとることをお勧めします。(何度電話しても出ないことが多いので、、、)

4:最後に

手続きは大変ですが、後(1年後)に滞在許可証などを申請したい場合にはめげずに頑張るのみです!フランスの役所関係はうまくいかないことが多く、心が折れそうになることが多いですが、慣れてきます☺️(だんだん自分も図々しい性格になりました笑 めげずに、頑張りましょう!!)

では、次回の投稿で!





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