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1つ隣の駅で降りて散歩

コロナ禍で散歩をすることが増えました。

いつの間にかイチョウで敷き詰められた通りをシャカシャカ歩いたり、金木犀の香りにつられて知らない角を曲がってみたり。リモートワーク生活では、早起きした朝やちょっとした休憩、気分転換に、散歩にはとても助けられました。

散歩は創造的思考を活性化する

散歩生活を続けていると、不思議なことにちょっとしたアイデアが降りてきたり、ふと目にした光景から違った視点に気付いたり、心身のリフレッシュ以外の効用も実感するようになりました。

実際、米スタンフォード大学の研究で、歩くこと(散歩)は人間の脳の創造的な働きを活性化するということもわかったそうです。毎日規則正しく散歩をしていたカントや、散歩をしながら著作をまとめたルソーなど、哲学者に散歩愛好家が多いのも納得です。

自宅や目的地の1つ隣の駅に降りてみる

コロナ前は、自宅のある駅と目的地の駅を使うことが日常でした。平日は職場のある駅、休日は買い物や映画館などのある駅。目的地が先に決まっていて、その最寄り駅を利用していました。

コロナを経て散歩が日常となった今、ちょっと変化をつけてみようかな、と思い立ちました。

そこで始めてみたのが、自宅のある駅や目的地の駅の1つ隣の駅で降りて、そこを起点に散歩してみること。特にコレという名物や観光地でなくても、自分なりの発見があるような気がします。

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透き通るような川の流れをたどって水源にたどり着いたり、どなたかのお宅の立派な柿の木、焼き菓子も売っている床屋さん、住宅地にある可愛らしい佇まいのパン屋さん・・・。

この地で暮らす人たちの生活をあれこれ想像しながら歩いたり、その土地の地形や水流から歴史や文化に思いを馳せたり、その街の未来を考えてみたりするのもワクワク楽しいです。

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「お散歩生活圏」を広げてみよう

自宅周辺の散歩とも、旅先での散歩とも違う、「お隣駅散歩」とでも言うのでしょうか。
そのうちに、次は隣駅の1つ隣駅で散歩、その次はさらに1つ隣駅で、、、と、気づいたら西荻窪から吉祥寺、三鷹、武蔵境、東小金井、武蔵小金井、国分寺、、と、中央線の駅で「お隣駅散歩」のリレーがどんどん進んでいます。

リラックス効果や健康増進効果はもとより、新しい発見やアイデア、ひらめきが降りてくるかもしれない散歩は、頭と心と体を活性化させて次のエネルギーを生み出すパワーがあるような気がします。

そんな散歩をさらに楽しむために、「お散歩生活圏」を少しだけ広げてみてはいかがでしょうか。

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