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【エッセイ】年齢を重ねるのがたまらなく怖かったわたしへ

わたしは以前、とある施設の保育士をしていた。

あのね、知ってる?
保育士さんって、みんな見た目が
実年齢の−10歳くらいなの!

とにかく若く見える人が多くて、すごく可愛くておしゃれな子が多くて、そしてそして。

子どもたちも若い先生がだいすき!!!笑

あんなに懐いていた子が、次の年には新しく入った◎◎さんにベッタリ…なんてことは常々ある。

いや、好きな先生が増えることはいいんだけど、、、
あからさますぎて、正直、さみしいよね。笑
(子どもはすなお、そのもの)




わたしはなぜか昔から子どもや赤ちゃんが
寄ってくるオーラがあって、

「ぱりさんは、すごい人気だよね!
確実にNo. 1だよ」

と、周りの先生が言ってくれて、
嬉しくて誇らしかった気持ちもあったけれど

いつの日か、No. 1でいなくてはいけないという
謎のプレッシャーもあった。


いつも子どもたちにニコニコ好かれようと
必死に演じている自分がいた。(ニコニコはいいことなんだけど、やっぱり人間なので疲れてしまう)

あれ?
ここはキャ◎クラか何かかな???



今思えば、もう少し気楽にやって、全然よかった。

子どもに対しても職員に対しても
嫌われないかどうか?人の反応ばかりを
考えていた頃だったから、
勝手に疲れて勝手に嫌になっていただけだった。


そうして月日は流れて、気になることや、個人で稼げそうなことは手当たり次第にやってみた結果。

これからは一対一でお話を聴いてみたい
思っている。

そんな時、すきなnoterさんの1人、
ささきたけよしさんの

“文章を書くのを始める前、これから何かやるとして僕がおじいちゃんになっても続けられることってなんだろう?と考えた時に浮かんできたのが「文章を書く、絵を描く、何か話す」だった。”」

という言葉を見て、ハッとした。


そうだっ!

文章も絵もずっと書いていけるし、お話屋さんなんて、年齢を重ねても、いくつになっても、むしろおばあちゃんになった方が味が出るんじゃない???

(※ぽたぽた焼のおばあちゃんのような品よくあたたかい雰囲気になるのが理想)


いちご大福、おいしいな



わたしは誰かのお話を聞くにあたり、アドバイスは基本しないスタンスでいこうと思っていて。

(ああしなさいこうしなさいは言わないで、その人の本音やいいところを探りたいため)

(まずは吐き出すことが大切で、何かを始めるには自分で自分を認めることが大切だと思うから)

でも、わたしが今まで手当たり次第にやってきた、
しくじり体験談ならいくらでもできるよね!!!

特にカウンセラーとか占い師さんって、ぴちぴちの子よりも、年を重ねている方の方がなんだか話しやすいというか安心しませんか?



昔、親戚のおじさんが鬱になった時、
担当カウンセラーさんが新卒の男の子で。

きっと必死にやってくれたのだとは思うのだけど
もう還暦で職場を定年するおじさんは

「あんなやつに、俺の気持ちなんてわかるわけない!」

と言っていて、なんかちょっとわかる・・・
と思ってしまったのです。

あと、わたしの個人的な体験談でいうと、カウンセリング中に過去の恥ずかしい黒歴史の数々をお話していたら、名刺に「◎◎大学卒業(知らない人はいない超名門)」って書いてあって、急に気後れしたこともある。

年齢も学歴もホントのホントは関係なくて、
相性がたいせつなのにね〜〜



でも、まぁ、つまり。
年を重ねるからこそ、味が出ること
役に立てることはきっとあるよね!!!って話でして。

わたしたちは、これからですよ。

休学したことも、入院したことも、引きこもった経験も、何度か分からないくらい転職したことも、ぜんぶ、わたしの大切な経験。返せるものがきっとある。

こわいままでいいよ。

だけど、周りから人気がなくなったからと言って、自分は無価値なんて思わないで。
そのレールから降りてみて。

他人の評価や人気はコントロールできないから。

あなたの心の本音の、やりたいことに意識を向けて。

そうしたら、きっと楽になれるはずですよ🍵



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