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転職の思考法④ 転職エージェントに任せっぱなしは危険かも

転職が普通になっている世の中、数多くの転職エージェントサービスが存在しています。そしてそのほとんどが無料で利用できます。

でも、無料の転職エージェントに頼りっぱなしは非常に危険!

その理由について、まとめていこうと思います。

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□転職エージェントのビジネスモデル

そもそもですが、転職エージェントのビジネスモデルを押さえておきます。

転職エージェントは、成果報酬型であることがほとんどです。そして、その報酬を受け取る権利は「転職候補者が企業と最初に接触した時点」で決められます。

例えば、AとBという2人の転職エージェントがいて、入社した企業がAを経由したものだった場合、Aが報酬をもらう権利があります。Bには一銭も入りません。

だから、転職エージェントは、他のエージェントとの接触を嫌いますし、できるだけ早く多くの企業を紹介して、受けさせようとします。

【ぱりかんのメモ】
転職エージェントのビジネスモデルを考えると、多くの企業を紹介させられるのは仕方ないこと。だから転職の軸が決まっていないまま利用するのは危険。


□いいエージェントの五箇条

もちろん全ての転職エージェントが悪いとは言いません。本書では、その見分け方として5つのポイントを挙げています。

一.どこが良かったのか、入社するうえでの懸念点はどこかをフィードバックしてくれる。(良いところだけでなく、悪いとこも指摘受ける。)

二.案件ベースでの「良い、悪い」ではなく、自分のキャリアにとってどういう価値があるのかという視点でアドバイスをもらえる。(目の前の転職ではなく、自分の将来性を考えたアドバイスをもらえる)

三.企業に対して、回答期限の延長や年収の交渉をしてくれる。

四.「他に良い求人案件はないですか?」という質問に粘り強く付き合ってくれる。

五.社長や役員、人事責任者などとの強いパイプがあり、彼らとの面接を自由にセットできる。

【ぱりかんのメモ】
とにかく自分のキャリアを考えた上でのアドバイスを貰えるかがポイントだと思う。 早く転職させようとたくさん面談を設定してきたら危険。


□採用する側の視点で考える

一旦立ち止まって、採用する側がどうして転職サイトを利用するのか、という視点で考えてみます。

そもそも企業が候補者を探すには5つの方法があります。

1.ヘッドハンティングする
2.転職エージェントに登録し紹介を受ける
3.ダイレクトリクルーティング型のサービスを使う
4.SNSなどのマッチングサービスを使う
5.直接応募、友人から紹介してもらう

私のように自分で採用活動をしたことがない人間にとっては全て同じに見えてしまいますが、採用する側からすると全く違います。

まずコストが違います。上から順に高いです。
例えば、年収1,000万円の人を雇った場合、転職エージェントを通じての採用だと一人約300万円もかかります。一方で直接応募だと0円です。

これだけ費用が違うからこそ、わざわざ宣伝しなくても人が集まる魅力的な企業は、ヘッドハンティングや転職エージェントを使うことはありません。

だからこそ、私のような転職希望者は転職エージェントで紹介される案件だけで、転職先を絞ってはいけません。そこには本当に魅力的な求人が乗ってないことがあるからです。もし、自分が働きたい会社が明確であれば、様々な手段で仕事を探すべきです。SNSサービス、直接応募、どんなときも自分で求人を検索するという行為を忘れてはいけません

【ぱりかんのメモ】
転職エージェントから紹介される案件だけで転職先を絞ってはいけない。自分で求人を検索するという行為を忘れてはいけない。


□まとめると

転職エージェントのビジネスモデルを考えると、転職希望者はエージェントの利用に慎重にならないといけない。

もしエージェントを利用する場合、自分の将来性まで考慮した上でアドバイスしているのか、彼自身の利益だけのためにアドバイスしているのかを判断すべきです。

ただ、それでも自分で探すという行為は欠かせません。本当に魅力的な求人は掲載されていないからこそ、能動的に企業を探し続ける必要があります。



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