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速度を上げるばかりが、人生ではない。

おはようございます。

インドの弁護士であり政治指導者のガンジーは
いくつもの心に響く名言を残しています。

社会を見ていると
幼児教育のスピードが
どんどん早まっている様に感じます。

インターネット、
スマートフォン、
ロケット、
社会のスピードが早まる中で
幼児教育のスピードも相まって
加速しているのは理解できます。

その加速が
「いいもの」なのか
「よくないものか」
は、問われていない様に思います。

習い事が一週間に11つ
英語、ピアノ、水泳、サッカー、算数、バイオリン...
そんな話をよく聞きます。

あるピアノ先生が話していました。
「まだ5歳の子供は指の筋肉が完全できてないの。
その子供に何時間もピアノをさせると
変な癖が付くから、練習はほどほどにする様に
って親に伝えるんだけど、
私に隠れて他に先生をつけて練習させるのよ。」

子供はスポンジの様に
なんでも吸収できると
言われています。

子供は無限の可能性がある
と、言われています。

親は「今のうちにやらないと!」
と焦ります。

周りの子供が「もっと」しているのを見ると
競争意識が湧いてきて
「もっと」やらなければならないと
焦ります。

小さい子供は
大好きなママやパパを信頼しきっています。
なんの疑問も持たずに
親に連れていかれる場所で
時間を過ごすでしょう。

気がつくと、
世の中には、「もっと!もっと!」
と、のぞむ親の需要に応えた
塾やスクールが出来始めます。
そういった事業は
マーケティングがとても上手です。
「今」、「それ」をしないと、
このタイミングを逃すと、
自分の子供が人生の「敗者」になる!
と、けしかけます。

親は大切な子供がキラキラした人生を
送ってもらいたいと思っています。

ついつい、高額でも
それが「勝ち組」に入る条件なら
子供に「与えたい」と思います。

よく分からない世界なので
ついつい、高額だと良いものだと
信用してしまいます。

お金の掛からない
お母さんと、お父さんと
公園でボールを蹴ってる時間や
野道で虫を追いかけている時間は
無駄に思えてしまいます。

人間はテクノロジー発達のスピードに
ついていっているのでしょうか?
年々増加する、
精神の病を見ていると
そうは思えません。

多大な研究成果や発見で
世の中に献上されている学者さんが
「自分の今の基礎を作ったのは
子供の頃に畑や田んぼで過ごした
あの時間だったと思う。」
と、話していた事を思い出します。

「何か」が生まれるとき
一見、「何もない」と思われる
「空(くう)」の時間が
その「何か」を作ります。

親は、子供を思うがあまりに
最高の「箱」の中に入れようとします。
親としては、「箱」に入れれば
一安心ですから。

でも、最高の箱を探す為、
様々な情報を検索し
情報にもみくちゃにされて
疲れてしまいます。

その「箱」はリミットを人生に与えることはできても
「無限」の可能性を与える事とはなりません。
大きくなり、社会に出た子供は
ます「箱」を壊すことから始めることになります。

「箱」を壊す作業が
子供に力を与える事もあれば
子供を潰してしまう事もあります。

何も「起きてない」と思える時にこそ
大きな「学び」が起きています。

計り知れない可能性を持つ
「空(くう)」
を信頼して
子育てを手伝ってもらうのも手です。

急ぐあまりに
貴重な時間を
見逃さない様に。

まず、自分がゆとりを持って
今日も過ごそうと思います。

今日もみなさまが、「空」を過ごせましょうに。

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