仕事としてのスポーツの意味
前回は一般的なスポーツとしての意味を考えてみましたが、今回は仕事というカテゴリーとしての仕事について考えてみようと思います。前回の記事は↓になります。
スポーツとお金(個人)
仕事としてのスポーツを考えるとお金がどうしても関わってきます。まずはスポーツを行う選手が必要なお金について考えてみましょう。
食費
スポーツに必要な道具やウェア
トレーニングにかかる費用
試合参加のエントリー費用や交通・宿泊費
チームなどに所属する場合はその会費
スポーツを行う個人に関しては以上のような経費がかかってきます。その費用をまかなうための方法として、学生であれば親のお金やバイト、実業団所属であれば所属先での仕事に対する報酬、プロであればスポンサーからの支援やメディア出演などによる報酬などによってスポーツ活動を行うことになるでしょう。
スポーツとお金(組織)
次にスポーツに関する組織側を見てみようと思います。組織といっても様々で、地域・学生クラブ、プロクラブ、国を代表とする中央競技団体などがあります。規模に関わらず人が集まることによってかかる経費があると思うのでそちらをまとめてみようと思います。
団体が法人化している場合はその維持費
団体が拠点を有している場合はその維持費+修繕費
各種専門職の人件費(監督・コーチ・トレーナーなど)
チーム内の情報共有や、外部組織への広報
以上は一例であり、全ての団体に共通するわけではありませんが組織特有にかかってくる経費もあるでしょう。そして主なスポーツチームの収入源としては、スポンサー収入、チケット収入、物販収入、後援会・ファンクラブ、放映権などが考えられます。
仕事としてのスポーツの意味
そしてタイトルにもある仕事としてのスポーツの意味ですが、個人で考えたときのプロレベル、そして組織としてのスポーツを見たときに得られる収入としてはそのスポーツ選手やスポーツを多くの人が見ることによって心を動かされるからこそ、スポンサーがついたり、入場料を払ってまで見に行くことからやはりスポーツはショービジネスの要素が強いと考えられます。
よってスポーツ選手やスポーツ組織が継続を活動して発展させるためには単に競技力を伸ばすだけでなく、活動をアピールしてファンを作り、応援し続けてもらうことが必要になると考えられます。そのためには現在多く問題にあがることのある各種ハラスメントの対応も必要であるし、メディア露出もあるであろうために客観的に考えながら自分の発言を行うためのメディアトレーニングのようなものも必要ではないかと考えられます。
最後にアスリートの長者番付を紹介しますが、この中でとりあげられるスポーツとしてはバスケットボール、アメリカンフットボール、テニス、サッカーなどが上位にランクインしております。収入は高い分競争率も高く、メディアへの露出も多いのでプレッシャーも大きくかかると思われますが夢のある世界でしょう。スポーツを自分自身が行う方も、スポーツ選手をサポートする仕事をする方もこれを機に再度スポーツの意味を考えてみてもらえたらと思います。
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スポーツチームのデザイン
理学療法士、JSPOアスレティックトレーナーとして今まで多くのスポーツ選手やスポーツクラブに関わってきましたが、継続して関わる中で選手は怪…
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