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誰でもできる「科学的思考」

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震災や感染症などで不安や混乱が取り巻く社会に決まって広がる似非科学、デマ。 SNSが発達した今、あなた自身がデマ拡散に加担しているのかも。 これは、ニセ情報に騙されないハウツーを…
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2023年7月の記事一覧

スカイツリー陰謀論

スカイツリー陰謀論

科学者は本質的に懐疑的であり慎重です。

そうであらねばならない。

たとえ相手が超有名な大家だったとしても、その言っている事は疑ってかかる。

敬意は忖度することではないまあ実際には、なかなか難しいけどね、科学者も人間だし。

「○○研究者」を名乗り、ある特定の分野の知識が豊富(そう)な奴はいっぱいいる。

名乗るのは勝手なんだけど、有名人や特殊能力者(霊能者とか)の言葉を鵜呑みにしている限り

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「信じたい」が出発点、の危険性

「信じたい」が出発点、の危険性

子供の頃、祖父母の家に遊びに行って夜寝ていると、真っ暗な部屋の中で何かが光っていました。

いや、別に怪奇話などではなく、外から入ってきたわずかな光が、部屋の中の何かに反射してるんですね。

その光る点をずっと見ていると、なぜか動いているように見える。

これも別に、なにか超常現象的なことではなく、部屋の中の棚にある何かの反射だとは分かっていて、静止しているはずなのだけど、それがどうしても細

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発展しない・できない疑似科学

発展しない・できない疑似科学

邪馬台国・卑弥呼の死亡は西暦247か248年のどちらかと言われていますが、その両方で日本では皆既日食が観測されています(諸説あり)。

特に247年の方は皆既日食のその食分(太陽の欠け具合)最大の瞬間と日没とがほぼ同時。

この天体現象と、アマテラスの天岩戸伝説とを結びつける天文学者もいます(※)。

アマテラス(天照大神)は記紀に登場する太陽神・皇祖神であり、その五代後が神武。

卑弥呼に

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