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社長ブログ

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パラリア社長の考え方をまとめています。
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#大学受験

AI教材という最先端のシステムを導入する塾から、時代のニーズに合わない大学生が生まれていると信じている理由

AIが勉強をサポートしてくれるシステムってどうなんですか? という質問をよくされるので、自分が考えるAIによる学習指導のメリットとリスクについて書きました。 ■AIによる学習サポートは知識を覚えるには素晴らしいシステム まずはじめに、AIが学習をサポートするとはどういうことかについて、私見を示します。 市場に出回っているAI教材についての私見現在市場に出回っているいわゆるAI教材は(実際には人工知能ではないのにAIと言い張っているものも含めて)色々な種類が出てきています

高校生も浪人生も【勉強】×【やりたいこと】が当たり前の時代が来る

こんな方に向けた記事です。 ✓自分の進路の決め方がわからずに困っている中学生・高校生 ✓子供の進路についてどのようにサポートしたらいいかわからない保護者の方 ✓進路指導の方針に迷っている学校の先生、塾の先生 学習塾は昔も今も成績を上げることばかり考えている「うちの子の成績を上げてください」 「こんな学力で行ける大学ありませんよね」 「そちらに預ければ成績が上がりますか?」 「先生はどこ大学の出身ですか?」 「合格実績を教えてください」 学習塾を運営しているとよく聞く、親

企業様向けにできることをまとめました

パラリアは表向きは塾なので、高校生に勉強を教えたり、自習場所を提供したりするtoCのイメージが強いですが、裏でtoB向けのサービスも提供しております。 企業様向けにできることは以下の通りです。 ①出張授業:学部選択白熱教室 ②高校生による新商品モニター ③社内研修:経営層と社員との相互理解 ④集中空間コンサルティング ※無料提供は基本的に②のみ ①出張授業:学部選択白熱教室 いろんな専門領域の大学生・大学院生を集め、共通のテーマに対して、各専門領域の視点から話題を提

行動力がなくても行動できる方法を1つご紹介します。

パラリアトークをしていると、「ゲストの方の行動力がすごい」と言うパラリア生がほぼ毎回います。 パラリアトークとは、月に約一回のペースで大学生や社会人の方をお呼びし、人生における意思決定をすべてうかがっていく、パラリア生限定の座談会です。 パラリアトークについては、パラリア生の生の声も参考になると思います。 今回は高校生・大学生の行動力についてお伝えします。 そもそも高校生は忙しい実際のところ高校生は、学校や部活、勉強でかなり忙しく、なかなか自分の時間が取れません。

言い訳する自分と無限回闘う

何か目標を設定して、その目標を達成するために努力しようとすると、どうしても気が進まないものだったり、やる気が出ないことが出てくると思います。 高校生にとっての大学受験がまさにそれです。中高生の段階で勉強が好き(「何してもいいよ」と言われたら勉強するレベル)な人は多くなく、大抵は自分の好きなことをある程度我慢しながら勉強します。 今回は行動力について、私をはじめパラリアが、目標達成に向けてどのように努力する姿勢を保っているかについてお伝えします。 やらない理由は無限に思い

やって苦しむか、やらないで後悔するか、どちらも地獄

「やらないで後悔するよりやって後悔する方がいい」 他人を鼓舞する時に使われがちな話ですが、この「やって後悔」には多くのことが含まれていると考えています。 どうしても勉強に身が入らないという中高生は多くいますが、それは全く不思議なことではなく、 周囲から話されたことであろうと自ら考えたことであろうと、勉強を頑張ることに納得していれば、中高生の時点では十分だとも考えることができます。 今回は、大学受験に腹をくくれるかどうか、広く捉えると物事を始める際の決断が意味するものに

例え参考書を100冊やったところで意味はありません

第一志望に合格した人はよく、「一冊の参考書をずっとやっていました」とおっしゃる方が多いです。 一方で、「結果が出なければ次の参考書」という意識の方は親子ともにとても多く、大抵は学校の教材に加えて塾に入り、塾のカリキュラムもこなそうとする場合が多いようです。 私も「一冊を完璧に」という考えを持っています。今回は、成績が上がる人と上がらない人の参考書の取り組み方の違いについてお伝えします。 成績が上がらない人の学習は「浅い」に尽きる日本の学校教育のどこでそうなったのかは特定

自分の勉強のことについて5分間話続けられますか?

パラリアでは月に1度、パラリア生同士で自分の学習状況を報告し合う会(振り返り会)を行っています。 自分のことを客観的に認識する能力(メタ認知)が高い中高生は、学力も高くなる傾向にあります。学力と密接に関わると証明されている能力は少ないため、非常に重要です。 学習報告を行っている塾はいくつか存在しますが、パラリアはこれにかなり力を入れているのでご紹介します。 5分間話し続ける。5つ質問する。振り返り会は、模試が終わった後の平日夜、または日曜夕方の1時間を使って、スタッフが

「できない」と「やらない」は大きく異なる

人は何でもできるわけではありません。できることとできないことがあり、できないことをできるようにするために努力します。 パラリアをはじめ、大学受験を支援する学び場も、入試問題ができない高校生が、解けるようになるために努力する場だと思います。 その過程で大きな問題が2点あります。それは①勉強に向かえないこと、②勉強しているのに成績が上がらないこと、です。 これら2点が、受験生が悩む2つの大きな問題です。 これらのどちらか、または両方で悩む場合がほとんどです。逆にこれら二つ

パラリアでスケジュールを立てるとこうなります

「あなただけのスケジュールを作成します」・「完全オーダーメイドの個別指導」等、オーダーメイドを謳う学習塾は無数に存在します。 実際には、この「オーダーメイド」の意味が場所によってバラバラです。 パラリアもオーダーメイド型、つまり決まったスケジュールを中高生に提供するのではなく、一人一人に合わせてカリキュラムを作成するタイプの学び場です。 そこで、パラリアではどのように学習スケジュールを組むのか、具体的にお伝えします、他の学び場と比較する際の参考になればと思います。 本

基本中の基本。「できるかできないか」ではなく「やるかやらないか」

パラリアに来て2か月前後の生徒が良く言うのは「このスケジュール、自分でもできますか?」という言葉です。 パラリアに来て2か月前後ですと、この発言をしないわけにはいきません。ここがパラリアのミソといっても過言ではありません。 他の塾と明確に違う点の一つですが、隠さずに書いてしまおうと思います。 何をもって「勉強した」と考えているのかを知るパラリアに来て最初の1か月~2か月は、その中高生がどんなスケジュールの立て方をして、さらにそのスケジュールに対してどのような姿勢で取り組

雨の日の動きで、その人のスタンスがわかる

私は雨の日は気合いが入るタイプです。 集団の中の自分を考えると、自分と同じ立場の人が多ければ多いほど、そしてその人たちのモチベーションが高ければ高いほど、逆にやる気を失います。 理由は私自身ハッキリとはしませんが、今振り返って思うこととすれば、小・中・高とずっと、生徒数が非常に多い学校に行っていたからかもしれません。 それだけ人が多いと、自分が一番できることはなかなかありません。自分独自の何かを自覚するのも難しいです。 当時から、「自分独自の何かを持たなければ」と無意

「人からでないと学べないもの」がわかる3つのストーリー

私がパラリア創業前までに先輩方から学んだことのうち、今でも強烈に自分を動かしている3つの例えを書きたいと思います。 出典など細かいことは気にしません。「私自身が非常に腹落ちした」・「今のパラリアにいきている」その二点が選定理由です。 自分の限界は自分では自覚できない一つ目の例え話は、サーカス団のゾウです。私が学部2年の春に、30代の個人事業主の方から伺ったお話です。 サーカス団のゾウは、とても小さな鎖につながれて管理されている。結んである杭も小さく、ゾウなら簡単に引きち

パラリアが勝ち方にこだわる本当の理由

「勉強は頑張っているけど、どうも成績が上がらない」、「学校のテストはいいけど、外部模試の成績が良くない」 こういった問題は、「最終的にどんな力を身に付けるべきか」が理解できていないことによって起こります。 私自身高3の時は休むという概念がなく、四六時中勉強しかしていませんでした。それにもかかわらず、どんなに勉強しても偏差値は50のままでした。 現役時代の私も同じ勘違いをしていましたが、「最終的にどんな力を身に付けるべきか」がわかっていないと、現在の努力が正しいものなのか