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石山は燃えているか

 ヤクルトスワローズの守護神石山泰稚、今日の対横浜DeNA戦、3-3の状況で9回に登板したものの2失点をし負け投手となった。なんも言えねえ。
 石山は、シーズン序盤こそ抑えられていたもののここにきて打たれまくっている。ここがいけないとかの技術的なことはわからない。ただひとつだけいえることは、石山はヤクルトの魂だ。しっかり石山が抑えることによって、ヤクルトはヤクルト足り得る。『スラムダンク』山王戦での魚住の心の声「湘北の魂はお前なんだ...赤木」というセリフがある。この言葉をそのまま石山にかけたいし、赤木を見る魚住の気持ちで最近は石山を見ている(ちなみに去年はそんな風に山田哲人を見ていた)。
 エースである小川は一回登録抹消され、ミニキャンプを行ない、再度一軍に登録された際には、見違えるほど良い投球をしていた。そのことから、いったん石山を抹消することも手かもしれないと思う。しかし、エースであったとしても実力はともかくある程度駒数がいる先発をひとり抹消するのと、一人しかおらず登板の度にプレッシャーと戦いながら投げぬいてきたクローザーを抹消するのでは、少々話しが異なってくるのではないか。個人的には、なんとか立ち直ってほしい。来週からは交流戦が始まるし、交流戦で勝つには石山の復調が不可欠だ。
 燃えて大東京の空を紅く染めるのは石山じゃなく、神宮球場の帰り道にある性病科中央医院だけでいい。

※タイトルについて
基本的に野球で使用する「炎上」という表現は「投手が大量失点をすること」を意味する。しかし、クローザーが同点の場面やセーブシチュエーション(大体、3点差いないで勝っている場合)で9回に投げ、勝ち越しあるいは逆転を許すことは「大量失点」ではなくとも、それに匹敵する失点であろう。

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